大宮は、大阪市東淀川区大道南に鎮座する神社。旧称で大宮神社とも呼ばれる。古くは蔵王権現・牛頭天王・大宮大権現・大宮大明神と呼ばれた。
○祭神
安閑天皇
○相殿
素盞鳴命
聖徳太子
天手力男命
大己貴命
○歴史
『日本書紀』に 安閑天皇がしばしば当地に行幸、牛を放牧して開発をはかったとあり、後にその遺徳を偲び地主の神、素盞鳴命の社に祭祀。また、『大正大阪風土記』(1926)には聖徳太子は初め四天王寺を当地に計画したが、洪水が多いため今の天王寺に建立されたと記し、大阪市に編入される大正14年(1925年)まで西成区豊里村天王寺庄と称し、豊里の名も太子の別称豊聡耳皇子による。
明治5年(1872年)、村社に列し、大宮神社と称す。
明治33年(1900年)5月25日、淀川改修のため、旧淀川北岸より遷座。
明治43年(1910年)、大宮と改める。
明治43年(1910年)10月、上の島の豊国神社(天手力男命)を合祀。
明治44年(1911年)5月、神饌幣帛料供進社に指定される。
大正8年(1919年)6月、橋多賀神社(大己貴命)を合祀。
○境内
聖徳太子社 聖徳太子 本殿に合祀。太子42歳の自画像が奉祀しているという。
八幡社 応神天皇
日天社 天照皇大神
楠稲荷社 宇賀御魂神
豊光社 祖霊
かつては樹木多く、大宮森と呼ばれ、淀川を通る船の目印とされ、江戸時代には京都東本願寺の棟木に松を献上したという。
○所在地
大阪市東淀川区大道南3丁目2-2
○例祭
4月17日(春祭)
7月20日(夏祭)
10月22日(例祭)
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