2019年11月30日土曜日

露天神社(お初天神)初詣2020

劇作家の近松門左衛門が発表した「曽根崎心中」の舞台とされる露天神社(お初天神)は、縁結び、厄除開運、商売繁盛などのご利益で知られ、正月三が日には約2万人の参拝者が初詣に訪れます。元旦0時から4時まで御神酒のふるまいがあるほか、11時から歳旦祭が斎行されます。
所在地:〒530-0057大阪府大阪市北区曽根崎2-5-4(大阪駅前第3ビル東向い)
開催期間:2020年1月1日~3日
開催場所:露天神社(お初天神)
交通アクセス:JR東西線「北新地駅」から徒歩5分、またはJR「大阪駅」から徒歩8分
問合せ先:露天神社06-6311-0895
http://www.tuyutenjin.com/

住吉大社初詣2020

古くから大阪では「正月は住吉さんから」といわれ、住吉大社の三が日は200万人余りの参拝者で賑わいます。境内は一年の幸を祈願する人々が絶えず、参道にはたくさん露店が立ち並びます。4日の13時からは福を招く餅まきなどがある「踏歌(とうか)神事」が、7日の11時からは神馬が境内を駆け巡る「白馬(あおうま)神事」などが行われます。
所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
開催期間:2020年1月1日~3日  開門/12月31日22:00~1月1日22:00、2日~3日6:00~21:00 ※若水の儀/1日早朝5:00~、元旦祭/1日早朝6:00~、住吉踊奉納・獅子舞奉納/1日~3日(3日は江戸芸かっぽれ共演)
開催場所:住吉大社
交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分
主催:住吉大社
問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753
http://www.sumiyoshitaisha.net/

初天神梅花祭2020

大阪天満宮の「梅花祭」が、年初の菅原道真公のご縁日にあわせて行われます。菅公の御霊を慰めるため、この日に梅の小枝を神饌に添えてお供えしたことから、この名がつきました。13時からの「うそ替神事」は、前年ついた嘘を「うそ鳥」に託して誠にかえ、罪を祓い福を招く神事で、参拝客らが太鼓の合図にあわせて御守を交換します。太鼓が鳴り止んだ時、手元にある御守に入っている印により「金うそ守」が授与された人は、1年間幸運であるとされます。入試合格祈願の「本殿通り抜け参拝」や、阪神、オリックスバファローズの在阪2球団選手による「福玉まき」もあります。
所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
開催期間:2020年1月24日~25日うそ替神事/各日13:00~、福玉まき/各日16:00~
開催場所:大阪天満宮
交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分
料金:見学無料
問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025
https://www.osakatemmangu.or.jp/

姫路城西御屋敷跡庭園好古園年末年始の催し2019

四季折々の景観を楽しめる好古園で、年末年始の催しが行われます。創作門松(12月21日~1月15日、盛り花(12月31日~1月9日)が展示され、お正月に彩りを添えます。元旦からは、入園の先着500人に「好古園暦」がプレゼントされます(なくなり次第終了)。庭園内にある茶室「双樹庵」でも、1月6日から同じ暦をもらうことができます(先着200人)。
所在地:〒670-0012兵庫県姫路市本町68
開催期間:2019年12月21日~2020年1月15日創作門松/12月21日~1月15日、盛花の展示/12月31日~1月9日
開催場所:姫路城西御屋敷跡庭園好古園
交通アクセス:JR神戸線・山陽電鉄「姫路駅」から徒歩15分もしくは神姫バス約5分「姫路城大手門前」下車
料金:入園料が必要/大人310円、高中小生150円
問合せ先:姫路城西御屋敷跡庭園・好古園079-289-4120
http://himeji-machishin.jp/ryokka/kokoen/

鉄斎美術館

鉄斎美術館は、兵庫県宝塚市の清荒神清澄寺境内にある美術館。1975年4月に開館。第三十七世法主・坂本光浄が収集した、清荒神清澄寺所蔵の南画家・富岡鉄斎のコレクションを、広く公開展示することを目的に開設された個人美術館である。
○沿革光浄と鉄斎
坂本光浄は同寺の興隆に尽くした人物だったが、これと同じくらい懸命に取り組んだのは、鉄斎の作品集集だった。光浄が入山した当時、宝塚はようやく宝塚歌劇団が出来たくらいで、光浄はこの地に宗教と文化の花を咲かせたいと願っていた。そんな折、信徒総代で鉄斎と親交のあった西宮の酒造家・辰馬悦叟から、「世の中の流行に動かされず、常に無欲である人格者鉄斎の作品を集めること」を勧められる。そして、辰馬から贈られた「山水図」がコレクション第一号となる。光浄は修行の傍ら、鉄斎の研究と作品収集に努め、大正11年(1923年)ツテを辿って京都の鉄斎を訪ねた。直接鉄斎にあった光浄は、更に鉄斎の人格と芸術に惚れ込んでいった。やがては鉄斎を清澄寺に招くため、客殿「百錬堂」を建て、同時に茶室「春光庵」も設けられた。百錬は鉄斎後年の号に因み、春光は鉄斎の妻・はる(春子)と、自身の名から取った名付けである。鉄斎は既に高齢だったため、清澄寺来訪は叶わなかったが、代わりに最晩年の作品12点が贈られ、光浄が書の手本を乞うと、鉄斎は『前赤壁賦書』三冊本を届けた。この『前赤壁賦書』は、鉄斎が三日三晩で書き上げ、装丁も鉄斎自身の手による。鉄斎は亡くなる三日前、光浄へ感謝の手紙を書いており、感激した光浄は鉄斎顕彰を新たに決意する。光浄はその後、鉄斎芸術の公開と振興のため、世界各地で巡回展を行い、フランスのギメ美術館やバチカン美術館、アメリカのボストン美術館、カーネギー研究所、モスクワ東洋文化博物館、東京国立博物館、東京国立近代美術館などに作品を寄贈、その総数は65点になる。これで鉄斎の芸術を世界に広く発信することは出来たが、未だ鉄斎芸術の本質を伝えることは出来ていないと感じ、昭和41年(1966年)研究委員会を発足、翌年には鉄斎研究所を設立、研究誌『鉄斎研究』を発行を目指す。この第1号が出る直前、光浄は95歳で遷化したが、この企画は次代にも引き継がれた(後述)。その間の昭和50年に鉄斎美術館は開館。更に平成11年(1999年)美術館に併設された新収蔵庫が完成し、現在に至っている。
○研究誌『鉄斎研究』
『鉄斎研究』は富岡鉄斎の作品に付された賛文の読解・研究を目的とした研究誌。昭和44年(1969年)から平成8年(1996年)まで、途中休刊を挟みながら第71号まで刊行され、鉄斎を研究する上で欠かすことの出来ない資料である。鉄斎が「自分の画を見るなら先ず賛を読んで欲しい」と語っていたことはよく知られているが、その賛文を読みこなすのは極めて難事である。鉄斎の書体は癖が強く、年とともに変化し、古字・篆字・隷字・奇字・俗字などを自由に織り交ぜる上に、脱字が散見される。そのため必ず原典を確認しなければいけないが、その原典も稀覯本が多く入手が困難な上、入手できても今度はそれを正しく読みこなすのも難しい。それでも碩学や関係者の協力を得て、該博な知識を持つ鉄斎の讃文の元となる典籍を丹念に調べ上げ、掲載された作品数は1900点になる。その中には若干の贋作が含まれるものの、それも研究という視点からすれば十分参考になるであろう。
○所蔵品
鉄斎美術館は「聖光殿」の名ももち、前庭の左右には鉄斎とはるの出生地などの名石が配されている。収蔵する鉄斎作品はおおよそで、絵画580点、書90点、清水六兵衛が作陶した陶器や木製・竹製の器物に鉄斎が絵付けたした器玩が100点、粉本350点、書簡が約50点、筆録300点、愛蔵本300点、愛蔵品100点、に及ぶ。現在は、鉄斎の周辺資料の収集にも力を入れているという。他にも、同じ鉄斎愛好家という間柄から、陶芸家・荒川豊蔵とも交流し、豊蔵の半世紀に亘る作陶の歩みが概観できる270点余の作品を蒐集、平成5年(1993年)には豊蔵の地元にある岐阜市歴史博物館に20点の作品を寄贈している。また、地元兵庫の書家で、やはり鉄斎の書に私淑していた森田子龍の書も、「鉄斎美術館」門標、「聖光殿」扁額など35点所蔵している。 年に4,5回の特別展を開催。入館料は、宝塚市立中央図書館内に設けられた「聖光文庫」の美術図書購入基金として、全額宝塚市に寄付されている。
○建築概要
竣工年― 1975年
延床面積― 896m2
所在地― 〒665-0831兵庫県宝塚市米谷字清シ1清荒神清澄寺山
○交通
阪急宝塚線清荒神駅 徒歩18分



2019年11月24日日曜日

大阪義士祭2019

東京泉岳寺や赤穂花岳寺とともに、“義士の寺”として有名な吉祥寺で「大阪義士祭」が行われます。12月14日の吉良邸討入りの日にちなみ、赤穂四十七義士に扮した子どもたちが時代行列を成し、大阪城天守閣へ討入表敬訪問した後、新世界通天閣を訪れて、中門あたりから寺までの間をパレードします。寺内では武道、奉納ジャズ、落語、津軽三味線、吟詠などの奉納行事が催されます。討入りそば(小学生以下無料、売切次第終了)やお抹茶の接待もあります。
所在地:〒543-0074大阪府大阪市天王寺区六万体町1-20
開催期間:2019年12月8日式典/10:00~、奉納行事/11:00~、子ども時代行列/12:30~16:00頃、討入そばの販売/11:00~15:00頃
開催場所:吉祥寺
交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」からすぐ
主催:大阪義士会
問合せ先:吉祥寺06-6771-4451
https://www.gisinotera.org/

曼供法要・奥殿秘仏御開扉2020

四天王寺の太子奥殿で、一山式衆出仕のもと胎蔵界曼荼羅供の法要が行われます。年に一度だけしか公開されない秘仏「聖徳太子四十九歳摂政像」が開扉されます。
所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
開催期間:2020年1月22日曼供法要/9:00~10:00、奥殿秘仏御開扉/9:00~16:00
開催場所:四天王寺
交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分
主催:総本山四天王寺
問合せ先:四天王寺06-6771-0066
http://www.shitennoji.or.jp/

道明寺天満宮初天神うそかえ祭2020

道明寺天満宮では、毎年1月25日の初天神の日に神職が1年がかりで奉製した手彫りの「うそ鳥」が授与されます。参拝客はこれを互いに交換しあい、身替災難除けや学業成就を祈ります。この「うそかえ祭」は、無数の蜂が襲来したとき一群のうそ鳥が蜂を食い尽くしたという故事に由来します。
所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
開催期間:2020年1月25日11:00~、15:00~
開催場所:道明寺天満宮
交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分
主催:道明寺天満宮
問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525
http://www.domyojitenmangu.com/

納天神2019

その年最後の天神様の縁日にあたり、一年中の報恩感謝と反省を誓い、来るべき新年のご加護をお祈りする例祭です。道明寺天満宮では、午前10時より厄落としの大根炊きが行われます(なくなり次第終了)。
所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
開催期間:2019年12月25日大根炊き/10:00~
開催場所:道明寺天満宮
交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分
主催:道明寺天満宮
料金:大根炊き500円
問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525
http://www.domyojitenmangu.com/

終天神2019

大阪天満宮の毎月25日の天神さんのご縁日の中でも、1月25日の「初天神」に対し、12月25日は「終天神」として神事が執り行われます。1年間の天神さんのご加護に感謝を捧げ、絵馬の焚き上げや餅つきなどが行われます。
所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
開催期間:2019年12月25日
開催場所:大阪天満宮
交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分
問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025
https://www.osakatemmangu.or.jp/

今宮戎神社初詣2020

商売繁盛のご利益で知られる今宮戎神社の「元旦祭」では、元旦0時の開門とともに干支絵馬が無料授与(先着順)されます。3日には、例大祭十日戎が無事に斎行できるように祈願する行事「お千度」が行われます。
所在地:〒556-0003大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10
開催期間:2020年1月1日~3日
開催場所:今宮戎神社
交通アクセス:南海高野線「今宮戎駅」からすぐ
問合せ先:今宮戎神社06-6643-0150
http://www.imamiya-ebisu.jp/

太融寺除夜の鐘2019

数々の戦火をくぐりぬけた太融寺の鐘は、「鐘が残る」=「金が残る」につながることから縁起がいいと評判で、大晦日には大勢の参拝者で賑わいます。23時45分より始まり、先着108人に何打目の除夜の鐘を撞いたかを記した証明札が配布され、小餅がふるまわれます。0時までに並べば、108人を超えても鐘を撞くことができます。
所在地:〒530-0051大阪府大阪市北区太融寺町3-7
開催期間:2019年12月31日
開催場所:太融寺
交通アクセス:JR「大阪駅」から徒歩10分
料金:無料
問合せ先:太融寺06-6311-5480
http://www.taiyuji.com/

四天王寺除夜の鐘2019

四天王寺では大晦日23時頃から整理券が配布され、北鐘堂、南鐘堂、太鼓楼の3か所でそれぞれ108人が除夜の鐘をつくことができます。除夜の鐘終了後も午前3時頃まで北鐘堂の「開運の鐘」や、太鼓楼の「招福の鐘」を自由につくことができます。除夜の鐘が始まる23時30分頃から1000人に甘酒がふるまわれます。
所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
開催期間:2019年12月31日
開催場所:四天王寺
交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分
主催:総本山四天王寺
料金:無料
問合せ先:四天王寺06-6771-0066
http://www.shitennoji.or.jp/

四天王寺修正会結願法要(どやどや)2020

四天王寺では、新年の吉祥(主に天下泰平・五穀豊穣)を祈る修正会が、毎年元旦から始められ、14日の結願日には「どやどや」と呼ばれる行事が執り行われます。寒風の中、ふんどし姿の若者たちが六時堂前で経を唱え、上からまかれる魔除けの護符を取り合います。この祭は、岩手県の蘇民祭、岡山県の西大寺会陽と並ぶ日本三大裸祭の一つに数えられます。
所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18
開催期間:2020年1月14日14:00~15:30頃
開催場所:四天王寺
交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分
主催:総本山四天王寺
料金:無料
問合せ先:四天王寺06-6771-0066
http://www.shitennoji.or.jp/

観心寺除夜の鐘2019

弘法大師空海が道場としたことで知られる真言宗の名刹、観心寺では、大晦日の23時30分頃から除夜の鐘つきが始まります。一般の人もつくことができ、回数に制限はありません。鐘をついて、新たな気持ちで新年を迎えることができます。先着108人にしゃもじ、先着600人に厄除けかやの実のふるまいもあります。
所在地:〒586-0053大阪府河内長野市寺元475
開催期間:2019年12月31日終日開門
開催場所:観心寺
交通アクセス:南海高野線・近鉄長野線「河内長野駅」から南海バス約15分「観心寺」下車
問合せ先:観心寺0721-62-2134
http://www.kanshinji.com/

2019年11月19日火曜日

こつま南瓜祭り2019

冬至の日に無病息災を祈願し、生根神社の境内で、中風除けや莫気(ボケ)払いによいとされる蒸しカボチャが振る舞われます(有料/なくなり次第終了)。「こつま南瓜祭り」の“こつま”とは、神社のある玉出の古名を勝間(こつま)村といったことに由来します。勝間村の名産のひとつに「勝間南瓜」があり、江戸時代の飢饉の際、人々がこの南瓜により飢えをしのぎ、命を救ってもらったお礼に南瓜を祀った「こつま南瓜塚」が、今も境内に伝わっています。
所在地:〒557-0045大阪府大阪市西成区玉出西2-1-10
開催期間:2019年12月22日9:00~14:30頃まで(カボチャがなくなり次第終了)
開催場所:生根神社
交通アクセス:地下鉄四ツ橋線「玉出駅」から徒歩3分、または南海本線「岸里玉出駅」から徒歩3分
主催:生根神社
料金:蒸しカボチャ初穂料/800円
問合せ先:生根神社06-6659-2821
http://ikune.net/

観音会座(修観音長寿大根煮)2019

葛井寺の本尊である国宝の千手千眼観音菩薩坐像が公開されます。千四十二臂の腕をつけた美しい観音様は、度々の災厄を免れて、損傷もなく当初の美しい姿をそのままに残す秘仏です。年度最終の観音会座は「修観音」といい、長寿大根煮もふるまわれます。
所在地:〒583-0024大阪府藤井寺市藤井寺1-16-21
開催期間:2019年12月18日
開催場所:葛井寺
交通アクセス:近鉄南大阪線「藤井寺駅」から徒歩5分
料金:毎月の18日御開帳の内拝料/500円
問合せ先:葛井寺072-938-0005
http://www.fujiidera-temple.or.jp/

2019年11月4日月曜日

出世地蔵尊

戦災による焦土の中から発見され、「地中から世に出た」事から「出世地蔵尊」と名付けられた。繁華街の中にあり、地元の商売人や出世を願う人たちが参拝している。
所在地:大阪府大阪市中央区道頓堀2丁目(神戎橋南詰)




道引地蔵尊

明治24年(1891年)に建立。4畳半ほどのお堂に、お地蔵さんが佇んでおり、地域の人々の信仰を集めている。ビルに挟まれた地蔵堂で、その界隈の地域性がかいま見られる地域資源である。堂自体は老朽化しているが、地域の人々の信仰と親しみのある場所であり、地域の力で維持管理している点が評価できる。古い小さな粗末な外観の建物ではあるが、今後も永く守るべき地域の心の資源である。
所在地:大阪府大阪市北区豊崎1丁目2番7号


2019年11月2日土曜日

神戸華僑総会会館

正式には中華民国留日華僑総会会館(旧ゲンセン邸)
1909年 明治42年竣工
A N ハンセン 設計
非公開の異人館です。
住所〒650-0011
兵庫県神戸市中央区下山手通2丁目12-11




神戸北野ハンター迎賓館

130年を超える歴史が築き上げた木の温もりや様式の美しさを今に伝えるハンター迎賓館。数ある北野の異人館の中でも、400坪の広大な敷地面積を誇るのはここだけです。明治・大正の薫りが漂う由緒正しい邸宅である。今現在は結婚式場として利用されている。
所在地:〒650-0002神戸市中央区北野町2丁目13-1
https://kitano-hunter.co.jp/




門兆鴻邸

シュエケ邸と隣り合わせに建っていて設計者(A.N.ハンセル)も同一人物である。少し赤みがかった濃い茶色の縁取りに、ごく薄いピンク色の下見板張りの外壁がよく似合う。急勾配の屋根とハーフティンバーに似せた破風部の装飾が特徴の建物。現在も住宅として使用されている非公開建物である。
建築年:明治28(1895)年
所在地:兵庫県神戸市中央区山本通3-5



心のふるさと北御堂除夜会・除夜の鐘の集い2019

御堂筋の中心にあり、「北御堂」の呼び名で親しまれている本願寺津村別院では、大晦日の夜、時間内に来場した参拝者全員が、除夜の鐘をつくことができます。23時より、雅楽の美しい音色が流れる中で、一年の締めくくりの法要「除夜会」がおつとめされます。続いて除夜の鐘つきが行われ、新年へのカウントダウンが始まります。
所在地:〒541-0053大阪府大阪市中央区本町4-1-3
開催期間:2019年12月31日除夜会(除夜のおつとめ)/23:00~、除夜の鐘/23:45~
開催場所:本願寺津村別院(北御堂)
交通アクセス:地下鉄御堂筋線「本町駅」A階段2号出口からすぐ
主催:浄土真宗本願寺派本願寺津村別院(北御堂)
料金:入場無料
問合せ先:本願寺津村別院(北御堂)06-6261-6796(代表)
https://www.kitamido.or.jp/

薩摩堀川跡碑

阿波堀川と百間堀川を結ぶために寛永5年(1628年)薩摩屋仁兵衛が開削を始め、2年後の寛永7年に完成させた。この堀川は当初「阿波座新堀」と呼ばれていたが、開削者の名からと、薩摩藩下屋敷に物資の運搬がされていたので、「薩摩堀川」となった。
所在地:大阪府大阪市立売堀4-2(薩摩堀公園)



野田の長屋

福島区は戦災の被害にあまり遭わなかったため、長屋など昔の住居が比較的多く残っており、うだつのある家もある。昭和に入ってガラスが比較的安価に入手出来るようになり、大きくガラス窓を配した長屋が人気だった。野田地区は長屋や路地が多く残る地であるが、近年では現代建築への建替えが進む。対象物は昭和初期の長屋であり、良好に維持されている。景観資源として今後も良好に維持されることが望まれる。
所在地:大阪府大阪市福島区野田3丁目13番38号~41号


トンネルの路地

野田商店街を北から南へと安治川の方へ抜ける途中の大野町公園を少し通りすぎた所にトンネルの路地がある。この路地は古い民家と薬屋さんの間の長さが10mにも満たない狭い通路であるが、民家の屋根が路地の上を覆いトンネルになっている。明治時代に建てられた長屋の脇にあるトンネル路地。路地をくぐる途中、見上げれば「雲」の文字が見える。大阪で明治時代に建てられた長屋は、野田と空堀だけに残るとのこと。路地を抜けると小さな八百屋がありタイムトリップしたような雰囲気がある。
所在地:大阪府大阪市福島区野田2丁目17番12号



樹齢200年のクスノキ

樹齢約200年のクスノキが民家の塀から道にせり出して生えている。この木は一見すると塀の外から生えてきたように見えるが、実は根が家の地下までおよんでいる。背の高いトラックが枝に当るたびに振動が伝わり、家が大きく揺れるそうである。土塀を大きくしのぎそびえ立つ楠の姿は迫力があり、いつまでも残りそうな勢いを感じさせる。歴史を感じさせる家屋と一体となって、ユニークな景観を形成している。幹には紙垂がまかれ,人々に大切にまつられているようである。
所在地:大阪府大阪市福島区海老江3丁目4番20号