阿久刀神社とは、大阪府高槻市にある神社。旧社格は村社。 祭神は住吉大神。延喜式神名帳にも記載されている旧嶋上郡の式内社でもある。
○歴史
創建は不明だが、延長5年(927年)に編纂された延喜式にも記載されている旧式内社であり、少なくとも創建1000年は超えている古い神社である。国神を祖とする神饒速日命の子孫、阿刀連がこの地を治めていたという記述があり、飛鳥・奈良時代に、阿久連を氏神として住吉の社を建立したと考えられている。江戸時代には住吉大明神と称していた。住吉大神を祀り、住吉神社ともいわれている。近くを流れる芥川の名前の由来となったのがこの神社で、元々は阿久刀神社のそばを流れていることから、阿久刀川と呼ばれており、それが訛って芥川となったとされる。永禄年間(1560年頃)に三好氏、松永氏の戦火により本殿を焼失したが、文政11年(1828年)に本殿を再建した。明治5年(1872年)の神社整地の際、近隣の諏訪神社、大将軍社等が境内社として移転された。
○その他
神霊が宿るという言い伝えがあり、この神社の御神木にもなっているムクノキは、平成元年(1990年)に市の保護樹木に指定されている。「和魂(にぎみたま)、幸魂(さちみたま)、奇魂(くしみたま)」と3回唱え祈念すると霊験あらたかであるとされる。
○境内社
大将軍社
五社神社
諏訪神社
小島神社
五社神社
大将軍社
○交通アクセス
JR高槻駅北口より高槻市営バス「関西大学」行き、「郡家本郷」バス停下車、徒歩3分
○例祭
4月15日
○所在地
大阪府高槻市清福寺町23-2
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