2012年4月1日日曜日

三箇キリシタン

三箇にキリスト教が伝わったのは永禄五年(1562)、三好長慶の家臣三箇殿が飯盛城で洗礼を受けた時に始まる。永禄八年(1565)には京の政変から逃れて三箇に来たビレラやフロイスが数カ月滞在し、三箇のキリスト教は隆盛をきわめた。その間フロイスはローマに「教会は水に囲まれた小さい島にある」と報告している。その後信長時代はますます栄えたが、次の秀吉が天正十五年(1587)6月19 日にキリスト教を禁止してからは急速に衰えた。当時の遺物が全く残っていないのは秀吉の居城に近いためだろうか。

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