2012年4月11日水曜日

中筋山手東古墳群

宝塚市中筋山手四丁目14番地にある古墳群である。古墳群となっている以上複数の古墳があるのでしょうね。現在残っているのは2号墳と3号墳だけらしい(実際行ってみると古墳の形を残していて、石室が明確に残っているのはこの2つだけのようである。いくつか円墳のように盛り上がった山の様な物や石が寄せ集められているような物があったが古墳かどうかは不明である)。「中筋山手東古墳群」という標識(文字が消えかけている)があってその矢印の方角に進んで行き、突き当りの家の裏側にある古墳群です。


■2号墳
宝塚市史跡に指定されている。宝塚市中筋山手四丁目14番地、バス通りの一本西の住宅地内の通りを北へ進み、突き当たりの民家裏にあります。通りからは見えませんが、民家のすぐ右を通り抜けて裏に回ると墳丘があります。石室が南の民家に向いて開口しています。玄室の途中に石材を突きだして前後に分けた複室構造で、全長8m、玄室幅1.5m、高さ2.5mの規模で、石材をやや持ち送りながら丁寧に積みあげています。結構石室はきれいに保存されている方である。





■3号墳
2号墳のすぐ北西の林の中にあります(場所が分かりにくかった)。径12mほどの円墳で、横穴式石室が良好に残されています(2号墳程ではないが)。全長約7m、玄室長5m、幅1.2m、高さ2.5mの両袖式ですが、袖部が非常に狭く、玄室も極端に縦長構造です。2号墳が市史跡でが、こちらは指定されていないらしい。







古墳を見学しに行ってみた感想ですが、この古墳の所在地は結構分かりにくかったと思う。最初に標識があったがその標識の方に進んでもどこにあるのか分からず、近所の人に聞いて始めて場所が分かった。市の史跡に登録されている割に看板や標識が少なかったように感じる部分があった(民家の裏にある林の中にある古墳なので仕方ない部分もあるのかもしれないが)。
所在地:宝塚市中筋山手四丁目14番地

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