2018年4月15日日曜日

大阪ガス実験集合住宅NEXT21

「ゆとりある生活と省エネルギー・環境保全の両立」をテーマに、近未来の都市型集合住宅のあり方を提案することを目的として、大阪ガス(株)が平成5年(1993年)10月に建設した実験集合住宅である。竣工以来、平成6年(1994年)4月、平成12年(2000年)4月、平成19年(2007年)4月から各5年間にわたり、それぞれ時代を見通したテーマを設定し、大阪ガス社員とその家族が実際に居住しながら、計3回15年間の実証実験が取り組まれてきた。平成25年(2013年)6月からは「第4フェーズ」として、「環境にやさしい心豊かな暮らし」をテーマに、人と人のつながりの創出、人と自然の関係性の再構築、省エネ・スマートな暮らしの実現を満たすべき要件と捉え、それらを具現化する、「住まい」および「エネルギーシステム」の2分野の実証実験が実施されている。樹木も多く配置され、周辺の住民の方々からも親しまれている建物である。竣工から20年を経て、実験住宅も地域に馴染んだ観がある。緑の少ないまちなかにあって、オアシス的な景観を提供している。また、地域との交流にも熱心であることも評価できる。地域の良好なイメージを担うランドマークとなっている。
所在地:大阪府大阪市天王寺区清水谷町6番16号





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