2023年4月29日土曜日

西島住吉神社

 〇由緒(境内)

元禄十一年(1698)九条村の池山新兵衛が四百二十両を納めて開墾し、佃・大和田の対岸より西にあるところから西島と名付けられた。開墾の折、この地の守護神として住吉四柱大神を勧請し、子々孫々に心を受け継ぎ御加護を戴 き、今の地の発展につながっています。明治四十二年内務省発令の合祀令により、五社神社に一旦は合祀されたものの、その後昭和二十二年正遷宮祭(御祭神がもとの宮に遷られる祭事)が執り行われています。この地は大阪湾の深奥部にあたり、かつては美しい川辺で遊んだり、村の人達が畑仕事や洗濯をしたり、のどかな田園風景がみられた反面、水禍をまともに受ける土地柄でもあり、海上の守護神である住吉大神を勧請し、祀られた村人の心が偲ばれます。現在西島の工場地としての様相は、この町の富農の息子として生まれた高石義雄氏が、若くして鉄鋼に日本の将来のあることを感じ、大正年間に生家に伸鐡工場を創立して独立、独自の創意工夫と不撓不屈の精神をもって業績を伸ばし、高石製鉄所そして大阪製鋼株式会社の設立から、更には時代の先を読み各社の合併を成し、合同製鐵株式会社の今の姿に至っています。今度、高石義雄氏の一人娘(高石勝子)としてこの地で生まれ育ち、幼き頃祖母と共に参った思い 出の神社がさびれ果てた状態に心を痛められ再建の御力添えを戴き、平成二十年民有地であったこの地の所有権を五社神社に移転され、この地に生業を営む各社様を始めご縁ある方々と共に西島住吉神社大改修事業が執り行われました。

〇祭神

表筒男命、中筒男命、底筒男命、神功皇后

〇住所

大阪市西淀川区西島1-2

〇交通

阪神電鉄福駅下車西へ700m








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