2013年5月4日土曜日

波豆八幡神社

波豆八幡神社は兵庫県宝塚市にある神社である。 千刈水源池の北岸に位置する。本殿は国の重要文化財に指定され、境内の鳥居や石塔などは兵庫県の文化財に指定されている。
○祭神
祭神は誉田別尊(ほむたわけのみこと、応神天皇)。
○沿革
神社所在地一帯は多田源氏の荘園であった波豆庄で、源満仲の弟・源満政が創建したと伝えられる。川辺郡波豆村の村社で、集落を見下ろす高台にあった。昭和6年(1931年)に完成した千刈ダムにより、波豆集落は水没。参道下部も水没し、鳥居は移設された。このため、参道はダム湖(千刈水源池)へ向かっている。
○社殿・境内
本殿 - 棟札により応永10年(1403年)の建立と判明する。正面柱間を3間とする三間社流造社殿で、屋根は?葺とする。三間社流造本殿で建立年代が明らかなものとしては最古である。
鳥居 - 応永32年(1425年)の建立。「波豆石」と呼ばれた流紋岩製で、波豆石の採石場は水没している。
境内にある石塔群は、水没した金福寺跡から移設された。
○文化財
本殿:国の重要文化財。
石造鳥居:県指定文化財。応永32年(1425年)4月4日銘、波豆石製。
金福寺跡より移転
三尊種子板碑:県指定文化財。嘉暦3年(1328年)7月銘、波豆石製。
五輪塔:県指定文化財。康永2年(1343年)3月3日銘、波豆石製。
宝篋印塔:県指定文化財。明徳2年(1391年)3月銘、波豆石製。
宝篋印塔:県指定文化財。南北朝時代、波豆石製。
笠塔婆塔身:市指定文化財。室町時代中期、波豆石製。
宝篋印塔:市指定文化財。
○所在地・交通
兵庫県宝塚市波豆字谷田東掛2
阪急田園バス2・3・4系統乗車、「波豆」下車徒歩5分

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