2012年9月11日火曜日

切畑群集墳1号墳(雲雀丘C北支群1号墳)

宝塚市史跡。長尾山丘陵の南斜面に築かれた古墳の中で最も東にあり、標高120m地点に石室を南に向けて開口する。墳丘は東側と西側部分が削られているがよく旧状を保っている。径約14m、高さ3.5mの円墳である。内部には両袖式の横穴式石室(全長8m、玄室長4.5m、幅1.7m、高さ2m、羨道長3.5m、幅1m、高さ1.2m、小型の石材で築かれている)があるが、未発掘で遺物の出土は明らかでない。古墳の築造年代は石室の状態から6世紀半ば以降(古墳時代後期)と考えられている。本分があるひばりが丘周辺では現在2支群5基が残っている。名が小山丘陵での他の古墳では6世紀には給料裾付近が作られ始め、7世紀になると高位置へと移動していく。しかしひばりが丘周辺では北の石きり山から石材が容易に入手できるため、6世紀後半から標高100~200mの高位置に古墳が築かれた。名がお給料の古墳の中で比較的早くから造られたものの1つであり、他の古墳群との比較においても貴重な古墳である。現在は入り口が施錠されています。雲雀丘古墳群と言う別名もあるらしい。
行ってみた感想ですが昔は山の中の古墳だったのだろうが、古墳周辺まで住宅出来ています。駅からここまで、ものすごく急な坂を登ります(宝塚市内にある古墳は急な坂を上ったところにある古墳が多いような気がする)。
所在地:宝塚市雲雀丘山手1丁目16番地、阪急雲雀丘花屋敷駅の北800m(生成幼稚園の正門横にあります)

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