2015年11月2日月曜日

口酒井春日神社

○御鎮座地
当神社は、伊丹市の東南の端で、尼崎市に隣接する口酒井地区に鎮座されています。猪名川の東岸に位置する当地区は、古くは猪名川の西岸、猪名川と藻川の中洲に出来た村で、酒井村と称していました。しかし度重なる大洪水で、天正八年(1580)に、現在の猪名川の東岸に移転し氏神、春日大明神を勧請されたと記録が残されています。明治六年に、村の合併などにより、同じ川辺郡に、酒井村が2つになり、区別をするために、河口側の当地を、口酒井と改称したそうです。
○御祭神
天児屋根命
奈良の春日大社の第三殿にお祀りされている祭神で、神事と政治を守り導かれる神様といわれています。
○御由緒
創建は不詳ですが、前記の通り、天正八年(1580)に村が移転の際に奈良の春日大社より春日大明神を勧請した(「口酒井の今昔」伊丹市、より)。また、元の中洲にあって、村の移転と同時に当社も移転した(「伊丹の神社」総代会とも云われています。
○ご本殿(県指定文化財)
鉄筋コンクリートの社殿、覆屋に納められている御本殿は、一間社春日造で、彩色ならびに丹塗りが施され、屋根は?葺(コケラブキ)となっている。社蔵の棟札には、本殿は寛永十八年(1641)に、鴻池(コウノイケ)の大工、橘 朝臣 松原三右衛門によって建立されたと記されております。

所在地:伊丹市口酒井 一丁目1-8
市バス口酒井停留所西へ200m
 
 
 
 
 
 

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