吉志部神社は、大阪府吹田市にある神社である。JR岸辺駅から北に徒歩20分の紫金山公園内にある。本殿は、国の重要文化財に指定されていたが、2008年(平成20年)5月23日に火災により全焼した。
○祭神
天照大神、豊受大神 (中央座)
八幡大神、素盞嗚大神、稲荷大神(左座)
春日大神、住吉大神、蛭子大神(右座)
○歴史
創建時のことはほとんどわかっていない。社伝では、応神天皇の時代に大和国の瑞籬(しきみずがき)より奉遷して祀ったとされている。おそらくは平安時代にはあったと思われる。応仁の乱以降の戦国の時に壊滅的に焼失したが、朝鮮から渡来してきた吉志一族の末裔によって江戸時代に再建された。
1610年(慶長15年)に建立された本殿は、全体が拝殿に覆われており、通常は見ることができない状態にされていた。1993年(平成5年)に重要文化財に指定されたが、2008年(平成20年)5月23日午前4時15分頃に出火し、全焼。この焼失の結果、2008年9月8日、重要文化財の指定が解除された。
2008年5月25日、神社責任役人と、氏子総代により、火災現場調査後に、焼失した本殿のあとに仮殿を早急に建設する。その後、文化庁の指示を得ながら焼失前と同様の七間社の社殿を建設することが決議された。吉志部神社では、年2回(春と秋)例大祭が催され、境内には出店が出るなど賑やかに。また、菊花献上祭が年1回催され、境内には菊和会の方々が育てた見事な菊が並ぶ。
○所在地
大阪府吹田市岸部北四
○例祭
秋祭り「どんじ祭」
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