大依羅神社は、大阪市住吉区にある神社である。式内社(名神大)、旧社格は府社。
○祭神
当地の豪族であった依羅吾彦の祖神である建豊波豆羅和気王および住吉三神を祭神とする。延喜式神名帳に「大依羅神社四座」とある。建豊波豆羅和気王は開化天皇の第四皇子である。
○歴史
社伝によれば、神功皇后の三韓征伐の際、依羅吾彦男垂見が住吉三神と祖先の建豊波豆羅和気王に戦勝を祈り、帰国後は、依羅吾彦の一族が神主となったという。大依羅神社の名前は古事記・日本書紀にも見え、古代には一帯に広大な神領を有していた。附近の「我孫子」の地名は依羅吾彦に因むものである。朝廷からの崇敬を受け、摂津国内では住吉大社に次ぐ扱いを受けていた。 延喜式神名帳では祈年、月次、神嘗、相嘗の各祭に幣帛を受ける神社として記載されている。南北朝時代に依羅氏が衰微し、社殿も焼失して社勢が衰えた。明治時代に式内社草津大歳神社、式内社奴能太比売神社など5社を合祀した。
○所在地
大阪府大阪市住吉区庭井2丁目18-16
○例祭
4月16日
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