石切剣箭神社は、大阪府東大阪市にある神道石切教の神社。 延喜式神名帳に記載されている河内郡の式内小社。「石切剣箭神社二座」。
○歴史・概要
通称「石切神社」。俗に「石切さん」として親しまれ、拝殿と神社入口(百度石)の間を行き来する「お百度参り」はご利益があるとして全国的にも有名となっている。また、「デンボ(腫れ物)の神様」として知られる。ただし、腫れ物の治癒に卓効があるとして信仰されるようになったのは昭和時代になってからである。
伝記上の創建は、神武天皇二年に、宮山の上之社(上ノ宮)が建てられたとされている。さらに、崇神天皇の代に下之社に可美真手命が祀られたとされる。 実際の創建年月は、過去に戦乱で神社が焼失し、資料が残っていないため不明。
当初は上之社が本社だったが、明治5年(1872年)6月に上之社を合祀し、下之社が本社となる。同年12月に上之社を分離して村社に列する。明治40年11月に再び上之社は本社に合祀されるが、昭和47年(1972年)3月に跡地に上ノ宮を再建。
現在の祭神は「饒速日尊」(上ノ宮)および「可美真手命」(本社)。物部氏の有力支族である穂積氏が祭神を祀ったとされ、物部氏ゆかりの神社である。
本社の南に大きな絵馬殿があり、屋根上には劔箭が天をさしている。
○祭事
4月14日~16日 石切講の大祭り
8月 3日・ 4日 夏の祭り 大幣撓神事
10月21日・22日 秋期大祭 (宝物館が一般公開される)
○アクセス
近鉄けいはんな線 新石切駅から徒歩。
近鉄奈良線 石切駅から徒歩。
○場所
〒579-8011 大阪府東大阪市東石切町1丁目1-1
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