山田神社は、大阪府枚方市山之上にある神社である。旧社格は村社。素盞嗚尊と稲田姫命を祀る。
○歴史
元々鎮座地の山之上は片埜神社の氏地であったが、弘安元年(1278年)、社務職の間に不和が起こり、祭祀が滞るようになっていた。片埜神社社務職の一人で、山之上に居住していた田中修理亮藤原朝臣芳秀はそれを憂い、田中山(現在の宮山)を神地として新たに神社を造営、弘安2年(1279年)2月8日、片埜神社から分霊を勧請し山之上神社と称した。明治6年(1873年)2月10日、田宮村の田宮神社の祭神であった素盞嗚尊を合祀。山之上村と田宮村の頭文字を取って山田神社と改称した。明治41年(1908年)12月7日、「府県社以下神社神饌幣帛料供進ニ関スル件」(明治39年勅令第96号)で定められた神饌幣帛料供進神社に指定された。
○境内
本殿
幣殿
拝殿
土蔵
○末社
春日神社(武甕槌神命、経津主命、天児屋根命、比咩大神)-建保年間、春日大社より勧請
石神社-安倍晴明が寛弘元年に藤田の里で修業した時の加持石を、田中修理亮芳秀が祀ったものと伝える。
稲荷神社-安政2年、伏見稲荷大社より勧請
○所在地
大阪府枚方市山之上四丁目15-36
○例祭
10月第2土曜・日曜
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