弓削神社は、大阪府八尾市にある神社。 付近に勢力を保持していた物部氏の一族である弓削氏の氏神である。八尾の弓削神社は、JR志紀駅・長瀬川を挟んで2箇所あり、東側の東弓削一丁目にある弓削神社と西側の弓削町一丁目にある弓削神社の二社一対で二座にあてている。両社とも式内大社である。なお、鎮座地は弓削が旧河内国志紀郡、東弓削が旧河内国若江郡にあたり、延喜式神名帳には若江郡の式内社と記載されている。
○歴史・概要
800年ごろの創建といわれる。当地は弓削氏の一族である高僧道鏡の出身地であるが、弓削神社は彼の没後の創建であり、直接関わりはない。かつて東西の社殿の間に久宝寺川(旧大和川)が流れていた。度重なる水害で幾度も流失の被害に遭っていた。川を挟んで二座の弓削神社が鎮座する形式は、当社以外にも久留米市の弓削神社(筑後川)、熊本市の弓削神社(白川)等があるが、関連は不明である。
○弓削
祭神は、宇麻志麻治命、饒速日命、天照大神。
例祭:7月30日、31日が夏祭り。秋の例祭は10月8日、9日。
所在地:大阪府八尾市弓削町1-36
○東弓削
祭神は宇麻志麻治命、饒速日命、天照大神。ほかに、彌加布都神、比古左自布都神(物部氏の祖神)、高魂命、天日鷲翔矢命(弓削市氏の祖神)、菅原道真を祀っている。
例祭:10月20日
もともと現在地の東約300mのところにあったといわれている。 現在は本殿と鳥居だけのこぢんまりとした様子になっている。
所在地:大阪府八尾市東弓削1-166
○アクセス
JR大和路線 志紀駅下車。
弓削:駅前の国道25号を越えてすぐ。
東弓削:東へ徒歩約5分。
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