歴史散策
2014年12月28日日曜日
花の井
古くから名水の井戸として知られ、昔は寒暑にも枯れることなく、清水がこんこんと沸き続けたという。別名山下水とも言われ、能因奉仕の歌でも、「あし引の、山下水に影みれば、眉しろたへに、我老にけり」と詠まれている。天和2(2682)年、樋口氏が自宅と井戸の不審を行った際、顕彰分を井戸の内側に刻んだが、長い年月で文字は風化し清水も枯れ、石組みだけが古い時代をしのばせてくれる。
所在地:大阪府高槻市別所本町
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