2026年11月5日木曜日

堂島北新地えびす詣招福行列2027

 落語家、芸妓、北新地クィーンらが乗り込んだ5台の人力車や、えびす神輿の行列が、毎年1月9日から11日に齋行される「天満天神えびす祭」の始まりを告げます。行列は賑やかな「えびす囃子」を流しながら道中を練り歩き、堂島薬師堂にて当日の安全をお祈りします。その後、北新地を通って大阪天満宮へお参りし、北新地へ福笹を持ち帰ります。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2027年1月8日13:30~18:15、宮入り/14:30(予定)

開催場所:大阪天満宮~北新地本通り

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」もしくは地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」から徒歩3分

主催:大阪天満宮氏子青年会

料金:見学無料

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025


天満天神えびす祭2027

 “天満の天神さん”の名で親しまれている大阪天満宮で、「天満天神えびす祭」が行われます。平成19年(2007年)に約半世紀ぶりに復興した行事で、金運向上「福小判」をはじめ、福笹や縁起物などが授与されます。戎門(西門)には、復興を記念し、祭の由来を記した石碑が建てられています。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2027年1月9日~11日宵えびす・本えびす/10:00~19:00、残り福/10:00~19:00

開催場所:大阪天満宮

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」もしくは地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」から徒歩3分

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025


尊鉢厄神厄除大祭2027

 「厄神さん」の名前で親しまれる尊鉢厄神釈迦院で、年に一度の大祭「厄除大祭」が行われます。19日には、煙が立ち込める中、法螺貝の音で始まる荘厳な「採灯大護摩供」と、大般若経転読法要が執り行われます。一年間の厄除開運や家内安全、諸願成就を祈願する人々で賑わいます。両日とも、予約なしで拝殿にて特別祈祷を受けることができます。

所在地:〒563-0024大阪府池田市鉢塚3-4-6

開催期間:2027年1月18日~19日9:00~20:30

開催場所:尊鉢厄神釈迦院

交通アクセス:阪急宝塚線「池田駅」からバス「尊鉢」~徒歩7分

主催:釈迦院

料金:特別祈祷有料

問合せ先:尊鉢厄神・釈迦院072-761-8761


初天神梅花祭2027

 大阪天満宮の「梅花祭」が、年初の菅原道真公のご縁日にあわせて行われます。菅公の御霊を慰めるため、この日に梅の小枝を神饌に添えてお供えしたことから、この名がつきました。13時からの「うそ替神事」は、前年ついた嘘を「うそ鳥」に託して誠にかえ、罪を祓い福を招く神事で、参拝客らが太鼓の合図にあわせて御守を交換します。太鼓が鳴り止んだ時、手元にある御守に入っている印により「金うそ守」が授与された人は、1年間幸運であるとされます。入試合格祈願の「本殿通り抜け参拝」もあります。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2027年1月24日~25日 

開催場所:大阪天満宮

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」もしくは地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」から徒歩3分

料金:見学無料

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025


坐摩神社初詣2027

 坐摩神社(いかすりじんじゃ)の御神徳が宮域を守る神であることから、住居守護、旅行安全、安産守護のご利益があるとされ、正月三が日には大勢の参拝者が初詣に訪れます。生井神(いくいのかみ)、福井神(さくいのかみ)、綱長井神(つながいのかみ)、阿須波神(あすはのかみ)、波比岐神(はひきのかみ)の5柱を総称した坐摩大神(いかすりのおおかみ)を祀り、通称「ざま神社」と呼ばれ、親しまれています。新年祈願は元旦の深夜0時から行われます(※電話にて事前予約可)。

所在地:〒541-0056大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号

開催期間:2027年1月1日~3日【元日】0:00~3:00・6:00~17:30【2日~3日】8:00~17:00

開催場所:坐摩神社

交通アクセス:地下鉄御堂筋線「本町駅」15番・21番出口から徒歩3分

料金:境内自由

問合せ先:坐摩神社06-6251-4792


蓮華山妙法寺初詣2027

 約400年の歴史をもつ元和3年(1617年)創建の蓮華山妙法寺は、元日早朝6時から開門され、初詣をすることができます。落ち着いた佇まいの境内にある三十番神堂の前には、夫婦地蔵と呼ばれる地蔵があり、恋愛成就を祈願する参拝者で賑わいます。

所在地:〒575-0001大阪府四條畷市砂1-5-12

開催期間:2027年1月1日~3日開門時間/6:00~20:00頃

開催場所:蓮華山妙法寺

交通アクセス:JR学研都市線「忍ヶ丘駅」から西へ徒歩10分もしくは京阪バス「イオンモール四条畷」~徒歩5分

問合せ先:蓮華山妙法寺072-876-2033



大阪天満宮初詣2027

 大阪天満宮では、正月三が日に例年約50万人が参拝します。1日から3日は「新春初神楽奉納」が催されます。菅原道真公を祀る大阪天満宮は、平安時代中期に村上天皇の勅命で建立され、古くから学問の神様「天満の天神さん」として親しまれています。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2027年1月1日~3日 

開催場所:大阪天満宮

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」もしくは地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」から徒歩3分

料金:境内散策自由

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025


高津宮初詣2027

 大阪隆昌の基を築いた仁徳天皇を祀る高津宮は、毎年多くの初詣客で賑わいます。1日には「歳旦祭」、3日には「元始祭」が斎行され、1日から4日までは「新年御神楽奉奏」も行われます(10時から16時まで随時受付)。

所在地:〒542-0072大阪府大阪市中央区高津1-1-29

開催期間:2027年1月1日~【1日】歳旦祭/9:30~【3日】元始祭/10:00※大晦日のみ17:00に一旦閉門し、23:00より開門、翌2:00閉門。元日は6:00より開門し、日没(17:00頃)閉門

開催場所:高津宮

交通アクセス:地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」から徒歩5分

問合せ先:高津宮社務所06-6762-1122



2026年10月23日金曜日

終天神2026

 大阪天満宮の毎月25日の天神さんのご縁日の中でも、1月25日の「初天神」に対し、12月25日は年内最後の「終天神(しまいてんじん)」として、神事が執り行われます。1年間の天神さんのご加護に感謝を捧げ、奉納された絵馬が祓い清められ、お焚き上げなどの行事が行われます。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2026年12月25日 

開催場所:大阪天満宮

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」もしくは地下鉄谷町線・堺筋線「南森町駅」から徒歩3分

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025



大阪城秋まつり2026

 豊臣秀吉、秀長の兄弟にゆかりのあるお城、都市、団体が結集し、「大阪城秋まつり」が開催されます。2026年は「豊臣派!」と題し、大阪城とは姉妹城の長浜城と和歌山城、秀長が城主であった郡山城、兄弟の生誕地である名古屋市、NHK大阪放送局が一堂に会し、さまざまな催しが行われます。

所在地:〒540-0002大阪府大阪市中央区大阪城1-1

開催期間:2026年11月7日~8日10:30~16:00(イベントにより日時が異なる) ※雨天中止

開催場所:大阪城天守閣前本丸広場

交通アクセス:JR大阪環状線「大阪城公園駅」・「森ノ宮駅」もしくはJR東西線「大阪城北詰駅」から徒歩20分、または地下鉄谷町線「天満橋駅」からバス「大阪城大手前」もしくは「馬場町」~徒歩20分

主催:大阪城天守閣

料金:無料※天守閣入館/大人1200円、大高生(要証明書)600円、中学生以下無料(要証明書)

問合せ先:大阪城天守閣06-6941-3044


鞴祭・刀剣鍛錬神事2026

 鍛冶と鋳物の神に感謝する祭事が、生國魂神社内の鞴(ふいご)神社で行われます。鞴とは製鉄や鋳造、鍛冶に使われた古式の風を送る火熾(ひおこ)しの道具で、現在でも作刀に際し伝統的な手法の鍛冶場で使用され、鞴祭は11月8日に全国の鍛冶場や製鉄所で執り行われます。祭典後には、台所や厨房などに貼って祀る「火難除けおふだ」が配られ、巫女さんより御神酒が配られます。

所在地:〒543-0071大阪府大阪市天王寺区生玉町13-9

開催期間:2026年11月8日11:00~12:00頃

開催場所:鞴神社(生國魂神社内)

交通アクセス:地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」から徒歩4分、または近鉄大阪線「大阪上本町駅」から徒歩9分

主催:難波大社生國魂神社(いくたまさん)

料金:無料

問合せ先:生國魂神社社務所06-6771-0002


2026年10月9日金曜日

今宮戎神社十日戎2027

 商人の街として栄えてきた大阪にある今宮戎神社の十日戎には、商売繁昌、福徳円満を祈願する多くの人が参拝します。有名人を乗せた宝恵駕行列なども見られ、福を求める人々で大変賑わいます。※神社周辺は交通規制がかかり、駐車場はありません。公共交通機関の利用をおすすめします。

所在地:〒556-0003大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10

開催期間:2027年1月9日~11日福笹の授与/7:00~翌1:00

開催場所:今宮戎神社

交通アクセス:南海高野線「今宮戎駅」からすぐ、または地下鉄「大国町駅」・「恵美須町駅」から徒歩8分、またはJR大阪環状線「新今宮駅」から北へ徒歩10分

主催:今宮戎神社

料金:参拝自由

問合せ先:今宮戎神社06-6643-0150


門戸厄神秋季厄除大祭2026

 門戸厄神の秋季厄除大祭には、厄除け祈願をはじめ、さまざまなご利益を授かろうと大勢の参拝者が訪れます。大般若転読法要と柴燈大護摩が行われます。

所在地:〒662-0828兵庫県西宮市門戸西町2-26

開催期間:2026年10月19日厄除け大般若転読法要/10:00~、柴燈大護摩/14:00~

開催場所:門戸厄神・東光寺

交通アクセス:阪急今津線「門戸厄神駅」から徒歩10分

主催:門戸厄神・東光寺

問合せ先:門戸厄神・東光寺0798-51-9090



四天王寺ワッソ-なにわの宮ステージ2026-

 古代日本と東アジアの交流をテーマにした「四天王寺ワッソ」が、2026年は「未来へ弾(はず)む!交流の和」をテーマに、史跡なにわの宮跡で開催されます。メインステージでは、神話時代から奈良時代までの交流の歴史が、華やかな古代衣装や音楽、演舞とともに紹介されます。伊勢大神楽や大阪天水連、K-POP「YEEUN」なども出演し、古代から現代まで、さまざまな文化が交わるステージが繰り広げられます。屋台やキッチンカー、子ども向けの遊具や体験企画もあり、家族で楽しめるイベントです。

所在地:〒540-0006大阪府大阪市中央区法円坂1

開催期間:2026年11月1日10:30~17:00※雨天中止(当日7:00にホームページで発表)

開催場所:史跡なにわの宮跡

交通アクセス:地下鉄中央線「谷町四丁目駅」から徒歩5分、またはJR大阪環状線「森ノ宮駅」から徒歩10分

主催:四天王寺ワッソ実行委員会

料金:入場無料

問合せ先:大阪ワッソ文化交流協会06-6371-8703


2026年9月26日土曜日

旧萱野家(大石順教尼の記念館)

 九度山町九度山にある記念館。元は江戸中期に建てられた高野山真蔵院の里坊で、民家として現存していたものを平成21年(2009)に文化財保護の目的で九度山町が譲り受け、現在一般公開されている。「無手の聖女」、「日本のヘレンケラー」とも称されている大石順教尼がたびたび滞在したことでも知られ、口筆で書き残された素晴らしい書画が常設公開されている。

住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1327-1

時間:10:00-16:30

休業日:月、火(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/25-1/10)

料金:[入館料]無料

駐車場:なし(付近に町営無料駐車場あり)

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旧萱野家(大石順教尼の記念館) 旧萱野家(大石順教尼の記念館) 九度山町九度山にある記念館。元は江戸中期に建てられた高野山真蔵院の里坊で、民家として現存していたものを平成21年(2009)に文化財保護の目的で九度山町が譲り受け、現在一般公開されている。「無手の聖女」、「日本のヘレンケラー」とも称されている大石順教尼がたびたび滞在したことでも知られ、口筆で書き残された素晴らしい書画が常設公開されている。 住所:和歌山県伊都郡九度山町九度山1327-1 時間:10:00-16:30 休業日:月、火(祝日の場合は翌平日)、年末年始(12/25-1/10) 料金:[入館料]無料 駐車場:なし(付近に町営無料駐車場あり)

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九度山・真田ミュージアム

 真田昌幸・幸村・大助、親と子と孫の三代の軌跡を、長く後世へと語り継ぐことを目的としたミュージアム。戦国時代の武将・幸村が、父の昌幸とともに蟄居を命じられた九度山町に建てられています。館内では、九度山で過ごした 14 年間の生活を中心に、真田三代の生涯をパネル展示やドラマ仕立ての映像で紹介。特に、幸村が九度山から大坂城へと向かい、大坂夏の陣で壮絶な戦いを繰り広げるまでの過程は、見る者の心を揺さぶります。十勇士伝説のアニメシアターや当時の真田屋敷を模したからくり部屋など、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。

所在地:和歌山県伊都郡九度山町九度山 1452-4

電話番号:0736-54-2727

FAX番号:0736-54-2737

営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30)

休業日:月・火曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日

料金:高校生以上 500 円、小・中学生 250 円

駐車場:なし※周辺の駐車場を利用(道の駅 柿の郷くどやまから徒歩約5分)

アクセス:【電車】南海高野線九度山駅から徒歩約10 分

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九度山・真田ミュージアム 九度山・真田ミュージアム 真田昌幸・幸村・大助、親と子と孫の三代の軌跡を、長く後世へと語り継ぐことを目的としたミュージアム。戦国時代の武将・幸村が、父の昌幸とともに蟄居を命じられた九度山町に建てられています。館内では、九度山で過ごした 14 年間の生活を中心に、真田三代の生涯をパネル展示やドラマ仕立ての映像で紹介。特に、幸村が九度山から大坂城へと向かい、大坂夏の陣で壮絶な戦いを繰り広げるまでの過程は、見る者の心を揺さぶります。十勇士伝説のアニメシアターや当時の真田屋敷を模したからくり部屋など、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。 所在地:和歌山県伊都郡九度山町九度山 1452-4 電話番号:0736-54-2727 FAX番号:0736-54-2737 営業時間:9:00~17:00(最終入場16:30) 休業日:月・火曜日(祝日の場合は翌平日)、12月29日~1月3日 料金:高校生以上 500 円、小・中学生 250 円 駐車場:なし※周辺の駐車場を利用(道の駅 柿の郷くどやまから徒歩約5分) アクセス:【電車】南海高野線九度山駅から徒歩約10 分

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慈尊院

 慈尊院は、和歌山県伊都郡九度山町慈尊院にある高野山真言宗の寺院。山号は万年山。本尊は弥勒仏(慈尊と呼ばれる)。高野山の政所(高野政所)として創建され、高野山町石道の登り口にある。境内は、国の史跡「高野参詣道」を構成する「町石道」の一部として指定されている。本堂の弥勒堂は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている。

〇歴史

空海(弘法大師)が真言密教の道場の根拠地を求め歩いて大和国宇智郡に入ったとき、そこで猟師の姿に扮した地主神・狩場明神(高野御子大神)に紀伊国にある霊地・高野山の存在を教えられた。狩場明神はその使いである白・黒二匹の犬に空海を高野山まで導かせた。この後、弘仁7年(816年)、空海は嵯峨天皇から高野山の地を賜った。そして、高野山参詣の要所に当たるこの九度山の雨引山麓に、高野山への表玄関として伽藍を創建し、高野山一山の庶務を司る政所(寺務所)を置いて、高野山への宿所ならびに冬期避寒修行の場である慈氏寺(慈氏とは弥勒仏のこと)を建立した。また、高野山の狩場明神とその母である丹生都比売大神も祀ることとし、慈氏寺の南側に丹生高野明神社(別名・神通寺)も設けた。慈氏寺の壇(弥勒の壇)と神通寺の壇(明神の壇)を合わせて慈尊院と呼ばれた。高齢となった空海の母・阿刀氏(伝承では玉依御前)は、讃岐国多度郡(現・香川県善通寺市)から息子の空海が開いた高野山を一目見ようとやって来たが、当時高野山内は7里四方が女人禁制となっていたため、麓にあるこの政所に滞在し、本尊の弥勒仏を篤く信仰していた。空海はひと月に9度(正確に9度というわけではなく、それだけ頻繁にということの例えだといわれている)は必ず20数kmに及ぶ山道(高野山町石道)を下って政所にいる母を訪ねてきたので、この辺りに「九度山」という地名が付けられた。空海の母は承和2年(835年)2月5日に死去したが、そのとき空海は弥勒仏の霊夢を見たので、廟堂を建立し自作の弥勒仏像と母公の霊を祀ったという。弥勒仏の別名を「慈尊」とも呼ぶことから、この政所は慈尊院と呼ばれるようになった。空海の母がこの弥勒仏を熱心に信仰していたため、入滅(死去)して本尊に化身したという信仰が盛んになり、慈尊院は女人結縁の寺として知られるようになり、女人の高野山参りはここ、ということで「女人高野」とも呼ばれている。高野山の政所に関して「慈尊院」という名称が文献に現れた最も早い例は三条実行(藤原実行)の『鳥羽上皇高野御幸記』で、天治元年(1124年)、鳥羽上皇が当地に行幸し、慈尊院の由来について尋ねたことが記されている。南北朝時代、橋本正督の反乱で南朝の橋本正督が討死した直後の天授6年/康暦2年(1380)8月23日に、南朝方として室町幕府を相手に戦い敗退した主体として、「高野政所」という名称が見える(『花営三代記』康暦2年8月23日条)。国立史料館によると、高野山の荘園を代々管理した四荘官家(高坊・田所・亀岡・岡の4家)は独自の戦力を持つ地侍的な性格を持っており、この南朝方の戦力「高野政所」とはこの荘官たちのことを指していると思われるという。文明6年(1474年)、御廟を現在地に移す。天文9年(1540年)、紀ノ川の氾濫により慈尊院の堂舎は大半が流れてしまい、弥勒檀(現在地)に移転する。その際、高野山が政所の事務を山上に移し、当院の宝物も山上に移された。天文13年(1544年)7月、再び紀ノ川が洪水を起こし、残っていた移転前の建物は全て流された。境内の南にある階段を上ると途中に町石・百八十町石があり、さらに上ると丹生官省符神社がある。当院の絵馬は乳房型絵馬といい、絵馬に布製の乳房が付いている。

〇境内

本堂(弥勒堂、重要文化財)-御廟とも呼ばれる。鎌倉時代後期の再建。桁行三間・梁間三間、一重、宝形造・檜皮葺。

拝堂

弘法大師像

高野山案内犬「ゴン」の像

鐘楼

合祀社 - 祭神:弁財天、稲荷明神

東門

庫裏

多宝塔(大日塔、和歌山県指定有形文化財)-寛永元年(1624年)再建。

知貞母社-訶梨帝母像を祀る。

西門(和歌山県指定有形文化財)-室町時代の再建。

大師堂(四国堂)-弘法大師像の他、四国八十八箇所のそれぞれの札所の本尊を模した88体の像を祀る。

山門(北門、和歌山県指定有形文化財)-室町時代の再建。

石段-丹生官省符神社への参道石段。

所在地:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832

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慈尊院 慈尊院 慈尊院は、和歌山県伊都郡九度山町慈尊院にある高野山真言宗の寺院。山号は万年山。本尊は弥勒仏(慈尊と呼ばれる)。高野山の政所(高野政所)として創建され、高野山町石道の登り口にある。境内は、国の史跡「高野参詣道」を構成する「町石道」の一部として指定されている。本堂の弥勒堂は、ユネスコの世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として登録されている。 〇歴史 空海(弘法大師)が真言密教の道場の根拠地を求め歩いて大和国宇智郡に入ったとき、そこで猟師の姿に扮した地主神・狩場明神(高野御子大神)に紀伊国にある霊地・高野山の存在を教えられた。狩場明神はその使いである白・黒二匹の犬に空海を高野山まで導かせた。この後、弘仁7年(816年)、空海は嵯峨天皇から高野山の地を賜った。そして、高野山参詣の要所に当たるこの九度山の雨引山麓に、高野山への表玄関として伽藍を創建し、高野山一山の庶務を司る政所(寺務所)を置いて、高野山への宿所ならびに冬期避寒修行の場である慈氏寺(慈氏とは弥勒仏のこと)を建立した。また、高野山の狩場明神とその母である丹生都比売大神も祀ることとし、慈氏寺の南側に丹生高野明神社(別名・神通寺)も設けた。慈氏寺の壇(弥勒の壇)と神通寺の壇(明神の壇)を合わせて慈尊院と呼ばれた。高齢となった空海の母・阿刀氏(伝承では玉依御前)は、讃岐国多度郡(現・香川県善通寺市)から息子の空海が開いた高野山を一目見ようとやって来たが、当時高野山内は7里四方が女人禁制となっていたため、麓にあるこの政所に滞在し、本尊の弥勒仏を篤く信仰していた。空海はひと月に9度(正確に9度というわけではなく、それだけ頻繁にということの例えだといわれている)は必ず20数kmに及ぶ山道(高野山町石道)を下って政所にいる母を訪ねてきたので、この辺りに「九度山」という地名が付けられた。空海の母は承和2年(835年)2月5日に死去したが、そのとき空海は弥勒仏の霊夢を見たので、廟堂を建立し自作の弥勒仏像と母公の霊を祀ったという。弥勒仏の別名を「慈尊」とも呼ぶことから、この政所は慈尊院と呼ばれるようになった。空海の母がこの弥勒仏を熱心に信仰していたため、入滅(死去)して本尊に化身したという信仰が盛んになり、慈尊院は女人結縁の寺として知られるようになり、女人の高野山参りはここ、ということで「女人高野」とも呼ばれている。高野山の政所に関して「慈尊院」という名称が文献に現れた最も早い例は三条実行(藤原実行)の『鳥羽上皇高野御幸記』で、天治元年(1124年)、鳥羽上皇が当地に行幸し、慈尊院の由来について尋ねたことが記されている。南北朝時代、橋本正督の反乱で南朝の橋本正督が討死した直後の天授6年/康暦2年(1380)8月23日に、南朝方として室町幕府を相手に戦い敗退した主体として、「高野政所」という名称が見える(『花営三代記』康暦2年8月23日条)。国立史料館によると、高野山の荘園を代々管理した四荘官家(高坊・田所・亀岡・岡の4家)は独自の戦力を持つ地侍的な性格を持っており、この南朝方の戦力「高野政所」とはこの荘官たちのことを指していると思われるという。文明6年(1474年)、御廟を現在地に移す。天文9年(1540年)、紀ノ川の氾濫により慈尊院の堂舎は大半が流れてしまい、弥勒檀(現在地)に移転する。その際、高野山が政所の事務を山上に移し、当院の宝物も山上に移された。天文13年(1544年)7月、再び紀ノ川が洪水を起こし、残っていた移転前の建物は全て流された。境内の南にある階段を上ると途中に町石・百八十町石があり、さらに上ると丹生官省符神社がある。当院の絵馬は乳房型絵馬といい、絵馬に布製の乳房が付いている。 〇境内 本堂(弥勒堂、重要文化財)-御廟とも呼ばれる。鎌倉時代後期の再建。桁行三間・梁間三間、一重、宝形造・檜皮葺。 拝堂 弘法大師像 高野山案内犬「ゴン」の像 鐘楼 合祀社 - 祭神:弁財天、稲荷明神 東門 庫裏 多宝塔(大日塔、和歌山県指定有形文化財)-寛永元年(1624年)再建。 知貞母社-訶梨帝母像を祀る。 西門(和歌山県指定有形文化財)-室町時代の再建。 大師堂(四国堂)-弘法大師像の他、四国八十八箇所のそれぞれの札所の本尊を模した88体の像を祀る。 山門(北門、和歌山県指定有形文化財)-室町時代の再建。 石段-丹生官省符神社への参道石段。 所在地:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院832

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勝利寺

 勝利寺は、和歌山県九度山町にある高野山真言宗の寺院である。

万年山慈尊院と号し、本尊の十一面観音は弘法大師が42歳の時、厄除けのため彫刻したものと伝えられる。「紀伊續風土記」には、「当寺は、大師以前既にありしといふ、境内塔屋敷あり、高野山より三石を寄付す」と書かれている。本尊の脇仏として観音像二体があり、紀州領主 湯浅権守が悪疾を病んだ時に、本尊観音に平癒を祈願して、病が癒えたので寄進したものといわれている。仁王門は、安永2年(1773年)に完成した装飾性に富んだ二層の楼門で、本堂とともに九度山町の文化財に指定されている。庭園は、小堀流の借景の庭園として知られ、近年復元整備されたものである。長屋門や庫裏は、「紙遊苑」として改修され、高野紙の資料館と手漉き和紙技術の体験伝承施設となっている。南海電車高野線九度山駅下車、徒歩30分。仁王門階段下に町営駐車場がある。

住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749

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勝利寺 勝利寺 勝利寺は、和歌山県九度山町にある高野山真言宗の寺院である。 万年山慈尊院と号し、本尊の十一面観音は弘法大師が42歳の時、厄除けのため彫刻したものと伝えられる。「紀伊續風土記」には、「当寺は、大師以前既にありしといふ、境内塔屋敷あり、高野山より三石を寄付す」と書かれている。本尊の脇仏として観音像二体があり、紀州領主 湯浅権守が悪疾を病んだ時に、本尊観音に平癒を祈願して、病が癒えたので寄進したものといわれている。仁王門は、安永2年(1773年)に完成した装飾性に富んだ二層の楼門で、本堂とともに九度山町の文化財に指定されている。庭園は、小堀流の借景の庭園として知られ、近年復元整備されたものである。長屋門や庫裏は、「紙遊苑」として改修され、高野紙の資料館と手漉き和紙技術の体験伝承施設となっている。南海電車高野線九度山駅下車、徒歩30分。仁王門階段下に町営駐車場がある。 住所:和歌山県伊都郡九度山町慈尊院749

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松山常次郎記念館

 九度山から選出されたかつての国会議員松山常次郎の遺品などを集めて展示した記念館です。この常次郎氏のご長女は、故平山郁夫画伯のご長女である美知子さんです。お父上の功績を残そうと、お父様のご生家を記念館としてOPENして下さいました。ここには、故平山郁夫画伯の作品も数多く展示されています。

所在地:和歌山県伊都郡九度山町九度山1452

電話番号:0736-54-2414(松山常次郎記念館)

営業時間:10:00~16:30(最終受付 16:00)

休業日

・月曜日、火曜日(ただし、祝日の場合は翌平日)

・年末年始(12月25日~1月10日)

料金:大人200円小・中学生100円

※障がい者手帳提示で無料(介添者1名含む)

アクセス:南海高野線「九度山駅」より徒歩7分、阪和道「三宅IC」より60分

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松山常次郎記念館 松山常次郎記念館 九度山から選出されたかつての国会議員松山常次郎の遺品などを集めて展示した記念館です。この常次郎氏のご長女は、故平山郁夫画伯のご長女である美知子さんです。お父上の功績を残そうと、お父様のご生家を記念館としてOPENして下さいました。ここには、故平山郁夫画伯の作品も数多く展示されています。 所在地:和歌山県伊都郡九度山町九度山1452 電話番号:0736-54-2414(松山常次郎記念館) 営業時間:10:00~16:30(最終受付 16:00) 休業日 ・月曜日、火曜日(ただし、祝日の場合は翌平日) ・年末年始(12月25日~1月10日) 料金:大人200円小・中学生100円 ※障がい者手帳提示で無料(介添者1名含む) アクセス:南海高野線「九度山駅」より徒歩7分、阪和道「三宅IC」より60分

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真田古墳(真田の抜け穴)

 善名称院の約200m東に、昔から地元の人々に「真田の抜け穴」として伝わっている穴がある。また、その穴から善名称院までを真田氏の造った抜け穴と長い間信じられてきた。しかし、1953年(昭和28年)に行われた発掘調査によって、古墳時代後期(6世紀)に造られた横穴式石室を持つ円墳であることが判明した。真田との関係性は無いが縁の地ということで、真田古墳と名づけられた。

住所:〒648-0101和歌山県伊都郡九度山町九度山1378

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真田古墳(真田の抜け穴) 真田古墳(真田の抜け穴) 善名称院の約200m東に、昔から地元の人々に「真田の抜け穴」として伝わっている穴がある。また、その穴から善名称院までを真田氏の造った抜け穴と長い間信じられてきた。しかし、1953年(昭和28年)に行われた発掘調査によって、古墳時代後期(6世紀)に造られた横穴式石室を持つ円墳であることが判明した。真田との関係性は無いが縁の地ということで、真田古墳と名づけられた。 住所:〒648-0101和歌山県伊都郡九度山町九度山1378

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