2012年12月11日火曜日

圓照寺

圓照寺は大阪府吹田市山田東にある高野山真言宗の仏教寺院。
○歴史
寺伝によれば、仁寿3年(853年)文徳天皇の勅により慈覚大師円仁が草創。 観世音菩薩は文徳天皇の念持仏と伝え、貞観12年に清和天皇が行幸されて秘仏と定める。 元慶6年には陽成天皇が病気回復を祈願し、日光・月光の脇士を寄進したという。 寛平6年(894年)宇多天皇の勅命により、醍醐寺の聖宝理源大師が入寺。 不動・毘沙門二天を護摩堂に安置。これより真言の道場となる。 寺坊は山田全域に建てられ、円実坊・十地坊など十余の僧坊があり、観音堂・奥院に奉仕していた。応仁の頃(1467年~1469年)細川氏の家臣、香西玄蕃が山田庄中村に一城を構え寺領を横奪し伽藍を破壊。 円実坊阿闍梨覚玄が残った諸仏像を草堂に祀り、一村本願寺顕如に帰依した時期も小堂に諸仏を安置されていた。 ようやく、万治年間(1658年~1661年)に法仰覚祐が領主板倉阿波守の助力で再建する[1]。平成8年(1996年)、鐘楼・地蔵堂・観音堂を新築する。
○文化財
木造 准胝観音立像 大阪府指定有形文化財(昭和45年2月20日指定)平安時代
木造 観音菩薩立像(寺伝日光・月光菩薩像)大阪府指定有形文化財(昭和49年3月29日指定)平安時代
絹本著色妙音天像 吹田市指定有形文化財(平成10年9月30日) 鎌倉時代
絹本墨画不動明王像 吹田市登録地域有形文化財(平成10年9月30日指定) 鎌倉時代~南北朝時代
○交通アクセス
阪急千里線山田駅下車、阪急バスで「山田宮の前」下車、徒歩8分。
○所在地
大阪府吹田市山田東3丁目14-27







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