八阪神社の入り口に「暗越奈良街道距高麗橋元標一里」の道標(明治35年7月設置)がある。江戸時代には、二軒茶屋が街道の起点であったが、明治9年(1876)に高麗橋に起点が移った。その高麗橋東詰の里程元票から一里(4㎞)の位置にあたることを示している。その奥にある八阪神社は旧中道村の氏神で、藤原道長がこの地に別荘を建てて祀っていたものを仁安元年(1166)に里人が社殿を再考した物で、天承12年(1584)に現在地に移転したと言われている。昭和2年(1927)、大阪市から八阪神社は、取り壊された黒門橋(石橋)の石材の寄贈を受けた。この石材は、記念碑や西側の玉垣の一部として使われている。この石材の存在は、この地域の日地日との石橋に対する愛着を示す貴重な記憶・文化遺産だ。
所在地:大阪府大阪市東成区中道4-8-20
最寄駅:JR大阪環状線「玉造駅」
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