兵庫県養父市にかつて鉱山があったのをご存知ですか。これが明延鉱山である。この鉱山は非鉄金属(スズ、銅、亜鉛、タングステン等多品種)の鉱脈を持っていた鉱山だったそうです。
特にスズの鉱量は日本一を誇っていたそうです。平安時代初期の大同年間に採掘開始といわれる。明治初年(1868年)、生野銀山とともに官営となり、明治29年(1896年)に三菱合資会社に払い下げられた。
粗鉱生産量は、ピーク時の戦時中から昭和26年(1951年)頃には月産35,000トン、閉山前頃には、銅、亜鉛、スズの粗鉱生産量が月産25,500トンであったが、プラザ合意後の急激な円高に伴う銅、亜鉛、スズの市況の下落により、大幅な赤字を計上することとなり、まだ採掘可能な鉱脈を残して、昭和62年(1987年)1月31日午後11時20分の発破を最後に、同年3月をもって閉山した。
今は近所にあった明延小学校が閉校された跡地を利用して「あけのべ自然学校」という子どもたちへの自然体験の場を提供する場として利用されているそうです。
兵庫県養父市大屋町1184(あけのべ自然学校所在地)
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