正しくは、南岳山舎利尊勝寺。現在の本尊は、聖観世音菩薩である。約1400年前、用明天皇のころ、生野長者と呼ばれる長者に言葉の不自由な子が生まれた。長者が、四天王寺伽藍を建立するために来ていた聖徳太子にすがると、太子はその子に向かい「わたしが前世に預けた3つの仏舎利を返しなさい」といった。すると3つの仏舎利を吐き出し、それからは話せるようになった。太子はそのうち、ひとつを法隆寺に、ひとつを四天王寺に、残った1つを長者に渡し、長者がお堂を建てて、この仏舎利を奉ったのが、舎利寺の起源と言われている。浪花百景にも描かれている山門が現存していることは貴重であり、歴史的・文化的価値が高い。また地域のシンボル的な存在であり、景観資源としての価値は高い。
所在地:大阪府大阪市生野区舎利寺1丁目2番36号
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