2013年10月20日日曜日

願泉寺 (貝塚市)

願泉寺は、大阪府貝塚市にある浄土真宗本願寺派の寺院である。本尊は阿弥陀如来。
○歴史
起源は行基が建てたと伝えられる庵寺から始まり、本尊の阿弥陀如来立像も行基作とされる。応仁年間の1467?1468年には浄土真宗本願寺の蓮如が立ち寄り教えを説いている。天文年間(1550年頃)には卜半斎了珍が住職となる。天正11年(1583年)7月、石山合戦で石山本願寺から紀伊の鷺森御坊に撤退した顕如を迎え、1585年(天正13年)8月までの約2年間、浄土真宗本願寺の拠点となった。その後本願寺は大坂天満に移転し、慶長12年(1607年)、本願寺准如から「願泉寺」の寺号を授けられた。慶長15年(1610)徳川家康から黒印状を下賜されて寺内町となり、明治までの250年以上に渡って住持の卜半氏が「貝塚寺内町」の領主となって自治を行った。また、明治までは東西本願寺と関係を持っており、両本山歴代門主の絵像を蔵している。現在は浄土真宗本願寺派に所属している。本堂、表門などの建造物は国の重要文化財に指定されている。現在の本堂は寛文3年(1663年)の建立で、老朽化のため平成16年9月から平成23年3月まで半解体修理が行われていた。
○文化財
重要文化財
本堂-寛文3年(1663年)建立
太鼓堂-享保4年(1719年)建立
表門-延宝7年(1679年)建立
(以下は重要文化財の附(つけたり)指定)
鐘楼
表門両脇築地塀
目隠塀
○交通
南海本線・水間鉄道水間線 貝塚駅下車、徒歩5分。
○所在地
大阪府貝塚市中846
http://www.eonet.ne.jp/~gansenji/

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