延原倉庫は、現在、貸倉庫業として西淡路6丁目に多くの倉庫を所有している。その中で、南東の門から見える5号倉庫は、第2次世界大戦の開戦の翌年(昭和17年(1942年)に完成した建物で、延原倉庫の前身の延原製作所が軍需工場の指定を受けていたころの建物である。鉄筋コンクリート造の巨大な空間は、長さ約280m、幅約20m、高さ約18mもあり、今もその当時の重厚さを残している。また、敷地の南西にある7号倉庫も同時期に建設された木造の建物で、大きな負荷に耐えられるよう、梁や柱が幾重にも張り巡らされた重厚な建物で、現在もそのまま倉庫として利用されている。
(注)延原倉庫については、現在、物流総合センターとして機能しており、敷地内を多くのトラック等が往来していることなどから、一般に公開していないが、東淀川区役所主催の倉庫見学会を不定期実施している。お問い合わせは東淀川区役所総務課まで。
所在地:大阪府大阪市東淀川区西淡路6丁目4番111号
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