周辺はかつて善源寺荘と呼ばれ、大江山の鬼退治で有名な源頼光が支配する荘園でした。長徳年間(995~998)、頼光は一族の武神「八幡大神」を祀り、この地に産土(うぶすな)神社を創建しましたが、そのとき、頼光自らが、この樟(くす)を植えたといわれています。頼光の四天王の1人で、この荘園の管理をまかされていた渡辺綱が、この神社に詣でるとき、いつも馬をこの樟につないだため、この呼称がついたと伝えられています。樹齢900年と推定される樟は、昭和のはじめに大阪府の天然記念物第1号に指定されましたが、残念なことに戦災にあい、現在は枯死しています。
所在地:大阪府大阪市都島区善源寺町1-11
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