法妙寺(山号は本覚山)は近松寺とも通称し、寺伝によると1562年(永禄5年)の創建と伝わる寺院で、元は大阪城東辺にあったが、大阪夏・冬の陣後の復興整理のため、谷町筋8丁目寺町(現中央区谷町8丁目)に移転させられ、1967年(昭和42年)谷町筋の拡張のため、現在地に移転するまで在った。お寺の方のお話では、谷町に在った法妙寺は近松門左衛門の妻の実家が檀家だった関係で、近松門左衛門の墓が建てられていた。移転に際して、この墓も移転すれば、国史跡の指定が解除になるので、大阪市の要請もあり移転で出来なかったが、その他の近松の一族の墓や過去帳などは現在地に移転した。過去帳などは非公開であるが、数年前に大学の先生が研究のためにと要請があり、開示したことはあるとのことである。近松門左衛門の墓は移転できなかったが、谷町にある墓と同じような墓石を建て供養墓としている。
所在地:〒574-0014大阪府大東市寺川4-8-1
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