呉春は大阪府北部にある池田市に残る最後の自醸醸造元です。創業は江戸中期。江戸時代には38軒の造り酒屋が軒を並べたほど盛んだった様ですが近年は呉春だけになってしまいました。大阪のベットタウンである池田市は北摂山地と大阪平野の境目にあります。昔は伊丹と並ぶ銘醸地として知られています。池田は豊かな水源に恵まれ酒蔵の北側にある五月山から流れる地下水脈の伏流水を汲み上げて仕込み水として使っています。その伏流水が飲み飽きしないスッキリした味に大変貢献しています。酒造の歴史は古く室町時代までさかのぼり 池田の酒は「下り酒」として江戸時代に重宝されました。酒銘の呉春とは、呉服の里という池田の古い雅称と、中国唐代の通語で酒を意味する春からとって、池田の酒を意味しています。あまからず辛からずを信条に酒造りを行っています。
所在地:大阪府池田市綾羽1-2-2
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