2011年12月7日水曜日

釈迦院

釈迦院は大阪府池田市鉢塚にある高野山真言宗の仏教寺院。
○歴史
寺伝によれば、神功皇后が百済より釈尊の仏舎利多羅宝鉢を得て凱旋し、仏教がまだ広まっていないので、仲哀天皇の御代、散逸を恐れて鉢塚に隠した。 その後、行基が霊夢により石窟より仏舎利を掘出し、聖武天皇の勅命で精舎を建立。また、行基は自ら観音菩薩・不動明王・毘沙門天像を刻して仏舎利とともに安置。寺を鉢多羅山若王寺釈迦院と号し、村を尊鉢と名づけ、斎田300石を賜った。 天正年間(1573年~1592年)の兵火で堂宇と寺宝を焼失し、斎田も没収されたが、天正17年(1589年)に傳誉が再建し、その後天保11年(1840年)火災に遭い、慶応元年(1865年)6月宗浄・歓浄が再建。
○文化財
・宝篋印塔
鎌倉時代
花崗岩製、「正安元年(1299年)十二月廿五日 願主藤原景正」と刻銘がある。
・梵鐘
池田市指定文化財、江戸時代
寛永九壬申年(1632年)の銘があり、池田市内最古のものの一つ。
○所在地
大阪府池田市鉢塚3丁目4-6

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