五社神社は、大阪府池田市鉢塚に鎮座する神社。
○祭神
国常立尊
建速素盞鳴尊
五十猛尊
住吉大神
穴織大神
○歴史
聖武天皇の神亀元年(724年)、僧行基が多罹山若王寺を創建し、その鎮守社として建てられたと伝える。 鎌倉時代若王寺が真言宗に属し、社殿の背後の鉢塚古墳石室内に石造十三重塔を造立し、金剛界五仏を本地仏とし、五社大明神と号した。
天正元年(1573年)、織田信長の兵火で社寺ともに焼失した。
天正17年(1589年)、釈迦院の伝誉上人が再建。
明治初年の神仏分離で五社神社に改める。
明治5年村社に列す。
明治40年6月17日、南垣内の無格社素盞鳴神社・戀の山の無格社八幡神社を合祀。
○文化財
五社神社十三重塔(石造) 国の重要文化財(昭和34年6月27年指定) 室町時代前期
高さ5mほどで、基礎は半ば土に埋もれているが、一面を2区に分けて、格狭間を表し、塔身は薄く彫り沈めた月輪の中に金剛界四仏の種子を配している。この地に熊野信仰が行われた際の造立。昭和10年(1935年)10月14日重要美術品に認定され、昭和34年(1959年)に国の重要文化財に指定された。
鉢塚古墳上部所在経塚出土品 池田市指定文化財 考古資料第2号(昭和53年10月31日指定)鎌倉時代
○交通アクセス
阪急宝塚本線池田駅から、南東徒歩20分
○所在地
大阪府池田市鉢塚2丁目4-28
○例祭:10月13日
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