2022年12月23日金曜日

河内の春ごと(菜種御供大祭)2023

 菅原道真公の命日である旧暦2月25日を新暦にあわせた毎年3月25日に、道明寺天満宮で「菜種御供大祭」が行われます。境内では、景品付き菜種御供授与や稚児行列、菅公遺品特別公開などが催されます。

所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40

開催期間:2023年3月25日骨董市/早朝~16:00、菅公遺品特別公開/10:00~16:00、稚児行列/13:00※詳細はホームページでご確認ください。

開催場所:道明寺天満宮

交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分

料金:境内散策自由

問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525


https://www.domyojitenmangu.com/


2022年12月18日日曜日

大阪城公園の桜2023

 「日本さくら名所100選」で知られる大阪城公園の桜が見頃を迎えます。園内には、ソメイヨシノを中心にヤマザクラやカンヒザクラなど約3000本の桜があり、例年3月下旬から4月中旬にかけて次々と開花します。さまざまな歴史的建築物が点在する総面積105.6haの広大な敷地に、多くの花見客が訪れます。西の丸庭園(有料)では、桜の開花時期に合わせてソメイヨシノを中心とした約300本の桜のライトアップも楽しめます。

所在地:〒540-0002大阪府大阪市中央区大阪城

開催期間:2023年3月下旬~4月中旬(品種により異なる) 

開催場所:大阪城公園

交通アクセス:JR大阪環状線「大阪城公園駅」もしくは「森ノ宮駅」からすぐ、または地下鉄中央線「森ノ宮駅」からすぐ、または長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク」からすぐ、または地下鉄谷町線「天満橋駅」・「谷町四丁目駅」・地下鉄中央線「谷町四丁目駅」から徒歩10分

料金:園内散策自由(一部施設を除く)

問合せ先:大阪城パークセンター06-6755-4146


高津宮の桜2023

 仁徳天皇ゆかりの高津宮は、花見の名所として知られ、例年3月下旬になると桜が見頃を迎えます。参道から本殿かけて、ソメイヨシノやシダレザクラが咲き誇り、華やかな桜のトンネルの下を歩くことができます。隣接する高津公園でも、桜が満開となります。高津宮は、浪速の地を皇都(高津宮)と定められ、大阪隆昌の基を築かれた仁徳天皇を主神と仰ぐ古社で、「縁切り坂」と「縁結び坂」があり、古くから人々に親しまれています。

所在地:〒542-0072大阪府大阪市中央区高津1-1-29

開催期間:2023年3月下旬~4月上旬 

開催場所:高津:地下鉄谷町線・千日前線「谷町九丁目駅」から徒歩5分

問合せ先:高津宮社務所06-6762-1122(9:00~16:00)


2022年12月17日土曜日

大阪天満宮お針まつり2023

 針に感謝し労をねぎらう「お針まつり」が、大阪天満宮で行われます。境内の吉備社での神事のあと、参拝客が大きなこんにゃくに折れた針や古くなった針を刺します(参加無料)。物品の販売なども催されます。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2023年2月8日神事/10:00~10:30頃、催し物/10:30~12:00頃

開催場所:大阪天満宮境内 吉備社

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分

主催:大阪和服裁縫協同組合

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025、大阪和服裁縫協同組合06-6648-6888


成田山節分祭2023

 成田山不動尊は、多くの著名人が節分祭の豆まきに参加することで知られています。古来より受け継がれた儀式により「千升大福枡」が設置された全長150mの舞台上で、「世界の願い」である交通安全と開運厄除、繁栄隆昌を祈る豆まき式が、3年ぶりに行われます。本格的に春を迎える立春の前日に、すべての難を払う意味で豆がまかれ、不動明王の大きな慈悲により、その前ではすべての鬼も改心して鬼ではなくなるという言い伝えから、成田山では「鬼は外」とは唱えずに、「福は内」とだけ唱えます。

所在地:〒572-8528大阪府寝屋川市成田西町10-1

開催期間:2023年2月3日1回目/10:30、2回目/12:00、3回目/13:00、4回目/14:00、5回目/15:00※詳細はホームページでご確認ください。

開催場所:成田山不動尊

交通アクセス 京阪本線「香里園駅」から徒歩15分もしくはバス約5分「成田山不動尊前」下車

主催:成田山不動尊

問合せ先:成田山不動尊072-833-8881


https://osaka-naritasan.or.jp/


綱引神事2023

 氏子たちが綱を引き合い、勝った方がその年の福を得るとされる年占いの神事が、難波八阪神社で行われます。祭神である素戔鳴尊(すさのおのみこと)が、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、民衆を苦難から救ったという故事に基づき始められたとされます。この綱引神事は、「摂津名所図絵」や「摂津名所図会大成」にも紹介されているほか、2001年に無形民俗文化財にも指定されています。

所在地:〒556-0016大阪府大阪市浪速区元町2-9-19

開催期間:2023年1月22日8:00~12:00

開催場所:難波八阪神社

交通アクセス:地下鉄「なんば駅」「大国町駅」から徒歩7分、またはJR大和路線「JR難波駅」から徒歩13分

主催:難波八阪神社綱引神事保存会

料金:無料、境内散策自由

問合せ先:難波八阪神社06-6641-1149


2022年12月15日木曜日

太平寺針・筆・茶筅供養2023

 太平寺では、毎年2月8日に諸芸上達の願いを込め、使い古した針、筆、茶筅といった道具に感謝する供養が執り行われます。境内には、供養と諸芸上達を虚空蔵菩薩に祈願し建立した針塚、筆塚、茶筅塚があります。午前10時よりの受付で道具が持ち寄られ、午後2時30分から針供養、筆供養、茶筅供養が修行されます。※医療、産廃など受付できない針があります。

所在地:〒543-0075大阪府大阪市天王寺区夕陽丘町1-1

開催期間:2023年2月8日供養受付/10:00~、法要/14:30~ ※状況により変更となる場合あり

開催場所:太平寺

交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」1・2号出口からすぐ、またはJR「天王寺駅」からバス「天王寺区民センター」下車

問合せ先:太平寺06-6779-9133


https://www.taiheiji.com/


海老江八坂神社節分厄除祭2023

 農耕および疫病災厄の守護神として知られる海老江八坂神社では、「節分厄除け祭り」の参拝の際、鳥居を鬼とおたふくに見立て、鬼の口から境内に入り、おたふくの口から境内を出ます。厄除祈祷や、甘酒のふるまいなどが行われます。

所在地:〒553-0001大阪府大阪市福島区海老江6-4-2

開催期間:2023年2月3日厄除祈祷/9:00~21:00、甘酒のふるまい/9:15~ ※2023年は、ぜんざいのふるまいと豆まきは未定

開催場所:海老江八坂神社

交通アクセス:JR東西線「海老江駅」から徒歩8分、または阪神「野田駅」から徒歩10分、または地下鉄「野田阪神駅」から徒歩8分

料金:厄除祈祷2500円(当日のみの祈祷料)

問合せ先:海老江八坂神社06-6451-0264


http://ebieyasaka.sakura.ne.jp/


2022年12月7日水曜日

節分厄除大祭星祭2023

 節分の日に一年間の厄を祓う節分厄除大祭星祭が、道明寺天満宮で斎行されます。神事のあと出てくる鬼にむかって豆まきをし、鬼が退散すると終了となります。

所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40

開催期間:2023年2月3日祭典/18:30~

開催場所:道明寺天満宮

交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分

主催:道明寺天満宮

料金:無料

問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525


https://www.domyojitenmangu.com/


通天閣節分福豆まき2023

 “大阪府・市民の繁栄と幸福”を祈願する、通天閣恒例の「節分福豆まき」が開催されます。毎年、各方面で活躍する人を招き、1階広場でおよそ1000袋(重さ約15kg)の福豆がまかれます。

所在地:〒556-0002大阪府大阪市浪速区恵美須東1-18-6

開催期間:2023年2月1日10:00~(予定)

開催場所:通天閣(1階広場)

交通アクセス:地下鉄堺筋線「恵美須町駅」3番出口から徒歩3分、またはJR大阪環状線「新今宮駅」通天閣口(東口)から北東へ徒歩7分

主催:通天閣

料金:参加無料※展望台へは別途入場料が必要

問合せ先:通天閣06-6641-9555


https://www.tsutenkaku.co.jp/


道明寺天満宮梅まつり2023

 道明寺天満宮境内の梅の見頃にあわせて、「梅まつり」が開催されます。宝物館で菅公遺品の特別公開(入館有料)が実施されるほか、筝曲や狂言をはじめ、神道夢想流杖術、合気道、歌謡曲など各種奉納行事が行われます。境内には、野点席(有料)も設けられます。※奉納行事、野点席などは、期間中の土日曜に実施されます(日時はホームページ等でご確認ください。状況により中止となる場合があります)。

所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40

開催期間:2023年2月9日~3月12日9:00~16:30

開催場所:道明寺天満宮

交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分

主催:道明寺天満宮

料金:無料(梅園の拝観は有料)

問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525


https://www.domyojitenmangu.com/


百万遍会大数珠くり2023

 大念佛寺で、億百万遍会とも称される「百万遍会大数珠くり」が行われます。1人の念仏の功徳が、千人万人に融通して億百万ともいう大きな功徳を生むことを表現した行事です。約7cmの珠を1200個つないだ数珠を本堂の四隅にある滑車に取り付け、参拝者が数珠を順に送ります。参拝者は身体堅固の祈祷も授かります。

所在地:〒547-0045大阪府大阪市平野区平野上町1-7-26

開催期間:2023年1月16日、5月16日、9月16日13:00~※状況により中止となる場合あり

開催場所:大念佛寺

交通アクセス:JR大和路線「平野駅」から徒歩5分、または地下鉄谷町線「平野駅」から徒歩8分

料金:参拝・拝観無料

問合せ先:大念佛寺06-6791-0026


https://www.dainenbutsuji.com/


太融寺初詣2023

 大阪市の中心市街地にあり、弘法大師が創建したとされる真言宗の太融寺では、元旦6時から新春初護摩供が厳かに執り行われます。無事息災や、家内安全、身体健全を願う参拝者で賑わいます。境内には、淀殿の墓や芭蕉の句碑などの史跡もあります。

所在地:〒530-0051大阪府大阪市北区太融寺町3-7

開催期間:2023年1月1日~3日8:00~16:30

開催場所:太融寺

交通アクセス:JR「大阪駅」から徒歩10分

問合せ先:太融寺06-6311-5480


https://taiyuji.net/


太融寺除夜の鐘2022

 数々の戦火をくぐりぬけた太融寺の鐘は、「鐘が残る」=「金が残る」につながることから縁起がいいと評判で、大晦日には大勢の参拝者で賑わいます。

所在地:〒530-0051大阪府大阪市北区太融寺町3-7

開催期間:2022年12月31日 

開催場所:太融寺

交通アクセス:JR「大阪駅」から徒歩10分

料金:無料

問合せ先:太融寺06-6311-5480


https://taiyuji.net/


大阪城公園梅林(見頃)2023

 大阪城公園にある約1.7haの梅林は、交通アクセスがよいことから大阪市内随一の観梅スポットとなっています。シラカガやブンゴ、カンコウバイなど、約100種1270本の梅が植えられ、例年2月上旬から3月上旬に見頃を迎えます。※梅林まで/大阪城公園駅から徒歩15分、森ノ宮駅から徒歩15分

所在地:〒540-0002大阪府大阪市中央区大阪城

開催期間:2023年2月上旬~3月上旬 

開催場所:大阪城公園梅林

交通アクセス:JR大阪環状線「大阪城公園駅」もしくは「森ノ宮駅」からすぐ、または地下鉄中央線「森ノ宮駅」からすぐ、または長堀鶴見緑地線「大阪ビジネスパーク」からすぐ、または地下鉄谷町線「天満橋駅」・「谷町四丁目駅」・地下鉄中央線「谷町四丁目駅」から徒歩10分

料金:園内散策自由(一部施設を除く)

問合せ先:大阪城パークセンター06-6755-4146(9:00~17:30)


https://osakacastlepark.jp/



2022年11月23日水曜日

怪談百物語

 『怪談百物語』は、2002年にフジテレビ系火曜時代劇で放送されたスーパー時代劇第2弾。2002年8月13日放送開始、2002年12月3日放送終了。主題歌はMIO「Mother's Eternity」。新旧問わず怪談を原作とした一話完結の時代劇。唯一のレギュラーである竹中直人演じる陰陽師蘆屋道満の末裔・蘆屋道三が視聴者に対し主役の人物を語るその回想によって物語が展開する。2005年8月2日には『怪談スペシャル』としてほぼ同様の番組が放送されている。

○キャスト

蘆屋道三-竹中直人

小夜-大村彩子

○スタッフ

企画-保原賢一郎、西岡善信(映像京都)

プロデュース-中島久美子、後藤博幸、酒井実

CG-竹内真由美(1、8)、伊藤珠緒(2-7、9、11)、鈴木鉄平(10)

特殊メイク-原口智生(1-7)、森田誠(8-11)

音楽-岩代太郎

主題歌-「Mother's Eternity」MIO

○放送内容

放送日 題名

第1回 2002年8月13日 四谷怪談

第2回 2002年8月20日 雪女

第3回 2002年9月3日 うば捨て山

第4回 2002年9月17日 番町皿屋敷

第5回 2002年10月22日 耳なし芳一

第6回 2002年10月29日 狼男

第7回 2002年11月5日 かぐや姫

第8回 2002年11月12日 雨月物語

第9回 2002年11月19日 ゴースト(原作:藤沢周平『遠ざかる声』)

第10回 2002年11月26日 怪談源氏物語

第11回 2002年12月3日 牡丹燈籠

第一話怪談百物語四谷怪談.mp4 第二話怪談百物語雪女.mp4 第三話怪談百物語うば捨て山.mp4 第四話怪談百物語番町皿屋敷.mp4 第五話怪談百物語耳なし芳一.mp4 第六話怪談百物語狼男+特典映像.mp4 第七話怪談百物語かぐや姫.mp4 第八話怪談百物語雨月物語.mp4 第九話怪談百物語ゴースト.mp4 第十話怪談百物語怪談源氏物語.mp4 第十一話怪談百物語牡丹燈籠.mp4

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牡丹灯籠

 牡丹灯籠、怪談牡丹燈籠は、落語の怪談噺で、明治の三遊亭圓朝25歳時の作品。

浅井了意による怪奇物語集『御伽婢子』(寛文6年、西暦1666年刊)、深川の米問屋に伝わる怪談、牛込の旗本家で聞いた実話などに着想を得て、江戸時代末期の1861~1864年頃創作された[1]。1884年(明治17年)に速記本が刊行されている。浅井了意の『御伽婢子』は、中国明代の怪奇小説集『剪灯新話』に収録された小説『牡丹燈記』を翻案したもので、若い女の幽霊が男性と逢瀬を重ねたものの、幽霊であることがばれ、幽霊封じをした男性を恨んで殺すという話だった。 圓朝はこの幽霊話に、仇討や殺人、母子再会など、多くの事件と登場人物を加え、それらが複雑に絡み合う一大ドラマに仕立て上げた。 圓朝没後は、四代目橘家圓喬・五代目三遊亭圓生・六代目三遊亭圓生・五代目古今亭志ん生・初代林家彦六など歴代の大真打が得意とした。明治25年(1892年)7月には、三代目河竹新七により『怪異談牡丹燈籠』(かいだん ぼたん どうろう)として歌舞伎化され、五代目尾上菊五郎主演で歌舞伎座で上演されて大盛況だった。以後、演劇や映画にも広く脚色され、特に二葉亭四迷は圓朝の速記本から言文一致体を編み出すなど、その後の芸能・文学面に多大な影響を与えた。

〇概要

現代では「四谷怪談」や「皿屋敷」と並び日本三大怪談と称せられるが、広く知られる『お露の亡霊に取り憑かれた新三郎の悲劇』は、本来の長編から前半の中心部分を切り取って仕立て直した短編にあたる。下記の映像版などもほぼこの短編にもとづいている。『剪灯新話』は、中国から伝えられたのち、江戸中期の怪談集「奇異雑談集」・「伽婢子」に翻案され、そのモチーフは上田秋成の「雨月物語」・山東京伝の「復讐奇談安積沼」などの読本、四代目鶴屋南北の脚本「阿国御前化粧鏡」に採用されるなど、日本でもなじみ深いものであった。現行の「牡丹灯籠」はそれらの先行作を発展させたものである。 『伽婢子』版牡丹灯籠に登場する男の名前は「荻原新之丞」であり、圓朝はこれに着想を得たものと考えられる。日本の怪談(四谷怪談や皿屋敷、同じ作者による「累ヶ淵」など)が深い怨恨を抱いた亡霊や、宿世の因縁・怨恨の連鎖を主たるテーマとしているのと比して、亡霊と人間との恋愛を描くという点で、原作に見られる中国的な趣きを強く残しているものと言える。このモチーフは、映画『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー』に取り上げられた『聊斎志異』収録の「聶小倩」などと通じるものがある。日本の幽霊には足が無いのが一般的であるのに対して、牡丹灯籠のお露は、カランコロンと駒下駄の音を響かせて夜道を歩いて来る。

〇あらすじ(短編怪談)

浪人の萩原新三郎は、ふとしたことから旗本飯島平左衛門の娘、お露と知り合う。お互いに一目惚れしたふたりは理無い仲となり、お露は夜ごと牡丹灯籠を下げて新三郎の元を訪れ、逢瀬を重ねる。しかし、お露の正体は怨霊/亡霊だった。 日ごとやつれてゆく新三郎に旅の修験者/寺の和尚が真言(マントラ)とお札を授け、家中の戸にこれを貼って期限の日まで籠もり、夜が明けるまで決して出てはならない、と告げる。 言われたとおりに新三郎が閉じ籠もっていると、毎晩お露は家の周りを回りながら、中に入れず恨めしげに/悲しげに呼びかけてくる。 最終日、新三郎は、朝になったと騙されて/命よりお露への想いを優先して、自らお札を剥がして外へ出る。従来は怪談らしさを重視した雨月物語の「吉備津の釜」に近い演出が多かったが、最近ではお露を取るラストも見られる。

〇あらすじ

長編人情噺の形をとっており、多くの部分に分かれているが、六代目三遊亭圓生はお露と新三郎の出会いを「お露新三郎」・お露の亡魂が新三郎に通い祟りをなすくだりを「お札はがし」・伴蔵の悪事の下りを「栗橋宿/お峰殺し」「関口屋のゆすり」にそれぞれ分けて演じていた。原作となる「牡丹灯記」(『剪灯新話』所収)では、元朝末期の明州が舞台となっている。主人公は喬某という書生であり、符麗卿と金蓮というのが、亡霊と侍女の名前である。

・章立て

圓朝の「怪談牡丹灯籠」の速記本は22個の章に分かれている。各章の概要は以下のとおり。

飯島平太郎(のちの平左衞門)、刀屋の店先で酒乱の黒川孝藏に絡まれ、刀の試し切りをしてみたいとの欲に負けて斬り殺す。(「発端/刀屋」)

医者の山本志丈の紹介で、飯島平左衞門の娘・お露と美男の浪人・萩原新三郎が出会い、互いにひと目惚れする。(「臥龍梅/お露新三郎」)

黒川孝藏の息子・孝助が、父の仇と知らず、飯島家の奉公人になる。平左衞門は気づいたが、黙って孝助に剣術を教える。萩原新三郎、お露のことを想い、悶々とする。店子の伴蔵と釣りに出かけ、お露の香箱の蓋を拾う。

飯島平左衞門の妾・お国、平左衞門の留守中に隣家の息子・宮邊源次郎と密通。黒川孝助が見咎め、喧嘩になる。

死んだと聞いたお露が萩原新三郎の前に現れる。

相川新五兵衞が飯島平左衞門宅を訪れ、自分の娘・お徳と黒川孝助との養子縁組を持ちかける。

人相見の白翁堂勇斎が萩原新三郎宅を訪ね、死相が出ていると告げる。お露が幽霊であることがわかり、仏像とお札で幽霊封じをする。宮邊源次郎とお国、邪魔な黒川孝助を消すため、一計を案じるが、失敗に終わる。

伴蔵と妻のお峰、百両で萩原新三郎の幽霊封じの仏像とお札を取り外してやる、と幽霊のお露に持ちかける。

飯島平左衞門の金百両が何者かに盗まれる。お国はこれを利用し、黒川孝助が疑われるように工作する。

伴蔵と妻のお峰、幽霊から百両を受け取り、萩原新三郎の身辺から仏像とお札を取り去る。(「お札はがし」)

飯島平左衞門の機転と計らいで黒川孝助の濡れ衣は晴れたが、孝助は平左衞門を間男の宮邊源次郎と間違えて刺してしまう。平左衞門は、自分が孝助の父の仇であることを告げ、孝助を相川家へ逃がす(「孝助の槍」)。萩原新三郎死亡。飯島平左衞門は深手を負いながらも、宮邊源次郎を殺しに行くが、反対に殺されてしまう。源次郎とお国は飯島家の金品を盗んで逃走する。黒川孝助はお徳と祝言をあげるが、亡き主人・平左衞門の仇を討つため源次郎とお国を追う。萩原新三郎の葬儀を済ませたのち、伴蔵と妻のお峰は悪事がばれるのを恐れて、伴蔵の故郷・栗橋に引っ越す。伴蔵は幽霊にもらった百両を元手に荒物屋「関口屋」を開き、成功し、料理屋の酌婦と懇ろになる。酌婦は、飯島平左衞門の元妾のお国だった。伴蔵は、お国との仲を咎めた妻のお峰を騙して殺す(「栗橋宿/お峰殺し」)。死んだお峰が伴蔵の使用人たちに乗り移り、伴蔵の悪事をうわ言のように喋り出したので、医者を呼んだところ、その医者は山本志丈だった。事の次第を知った山本は伴蔵にお国の身の上を暴露する。お国の情夫宮邊源次郎が金をゆすりに来るが、逆に伴蔵に追い返される。伴蔵は栗橋を引き払い、山本と江戸に帰る(「関口屋」)。仇が見つからず、孝助はいったん江戸へ戻り、主人が眠る新幡随院を参り、良石和尚に会う。婿入り先の相川家に戻ると、お徳との間に息子・孝太郎が生まれていたことを知る。

伴蔵は悪事の発覚を恐れて山本志丈を殺すが、捕えられる。孝助は良石和尚の予言に従い、人相見の白翁堂勇齋を訪ね、そこで偶然、4歳のときに別れた母親おりえと再会する。すると、孝助が探していたお国が、母親の再婚相手の連れ子であり、源次郎とともに宇都宮に隠れていることを知る。母おりえがお国と源次郎の隠れ場所に手引きしてくれるというので孝助は宇都宮に出向くが、おりえは、夫に義理立ててお国と源次郎に事の次第を話し、2人を逃す。母おりえは孝助に事の次第を話し、自害する。孝助は二人を追い、本懐を遂げる。

〇登場人物

藤村屋新兵衞-本郷三丁目の刀屋。

黒川孝藏-酒癖の悪い侍。

飯島平左衞門(平太郎)-侍。剣術の達人。

お国 - 平左衞門の妾。飯島家の女中だったが、平左衞門の妻の死後、妾になる。

宮邊源次郎-侍。飯島家の隣家の次男。お国と密通し、平左衞門を殺し、お国とともに逃亡。

黒川(相川)孝助-黒川孝藏の息子。平左衞門が父親の仇と知らず、飯島家の奉公人となる。のちに相川家に婿入りする。

萩原新三郎-浪人。家を貸して生計を立てている。

お露-飯島平左衞門の娘。

お米-お露の侍女 

山本志丈-お露と新三郎を引き合わせた医者。

白翁堂勇斎-人相見(陰陽師)。

良石和尚-新幡随院の住職。

伴蔵-萩原新三郎の店子で下男。

お峰-伴蔵の妻。

久蔵-栗橋の馬子。伴蔵とお国の仲をお峰に漏らす。

相川新五兵衞-侍。黒川孝助の舅。

お徳-相川新五兵衞の娘で、孝助の妻。二人の間に孝太郎をもうける。

おりえ-孝助が4歳のときに生き別れた実の母。

樋口屋五兵衞-孝助の母・おりえの再婚相手。先妻の子がお国。

〇付記・年代設定

圓朝の速記によると、発端の「刀屋」が寛保3年(1743年)旧暦(以下同)4月11日とあり、続く本編ともいえる二つの流れ、飯島平左衛門と孝助、新三郎とお露の物語はそれより18年の後、宝暦11年(1761年)正月からほぼ同時進行の形で交互に語り進められ、それぞれのピーク、すなわち前者で平左衛門が源次郎に殺害される場と、後者の新三郎がお露の霊に取り殺される(実は伴蔵が殺害)くだりが同年同日8月3日の晩となっている。さらに、伴蔵・おみね夫婦が出奔して栗橋宿で荒物店を開き(「栗橋宿」)、これも源次郎共々江戸を逐電してきたお国と密通、女房お峰を幸手土手で殺害する「お峰殺し」以下は翌宝暦12年夏とされ、孝助の筋も、平左衛門一周忌の同年8月3日からやはり同時進行で始まる。大団円で孝助の仇討本懐は宝暦12年8月9日の晩、後日談としてその月内の、江戸での伴蔵処刑と孝助の一子・孝太郎の飯島家相続、さらに孝助が飯島家の菩提のため、谷中・新幡随院に濡れ仏を建立したことを付け加えて、足掛け20年にわたる物語を締めくくる。

第十一話怪談百物語牡丹燈籠.mp4

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2022年11月17日木曜日

大般若経転読付き特別大護摩供(1月)2023

 「大般若経」は、今から約1600年前、中国の僧侶・玄奘三蔵(三蔵法師)によってまとめられた600巻からなる仏教の経典です。大勢の僧侶により、護摩祈祷の最中に、その600巻の経典が分割され一斉に転読されます。

所在地:〒572-8528大阪府寝屋川市成田西町10-1

開催期間:2023年1月8日11:30~

開催場所:成田山不動尊

交通アクセス:京阪本線「香里園駅」から徒歩15分もしくはバス約5分「成田山不動尊前」下車

問合せ先:成田山不動尊072-833-8881


2022年11月13日日曜日

多治速比売神社とんどまつり2023

 お正月の間、飾っていた松飾りや注連飾りなどを焚き上げる行事が、多治速比売神社で行われます。とんど焼の煙は、歳神様の旅立ちの印ともいわれます。当日は、厄除しょうが湯の無料授与もあります。

所在地:〒590-0101大阪府堺市南区宮山台2-3-1

開催期間:2023年1月15日9:00~16:00

開催場所:多治速比売神社

交通アクセス:泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から1番乗り場「堺東駅行」もしくは2番乗り場「津久野駅行」のバス「宮山台2丁」下車

問合せ先:多治速比売神社072-297-0726


成田山不動尊初不動2023

 「お不動様」と呼ばれる毎月28日の縁日の中でも、一年で最初となる1月28日は「初不動」として親しまれています。本堂では「初不動特別大護摩供」、境内では「柴灯大護摩供」が行われ、大勢の参拝者で賑わいます。

所在地:〒572-8528大阪府寝屋川市成田西町10-1

開催期間:2023年1月28日:初不動特別祈願大護摩供/11:30~、初不動柴灯大護摩供/12:00頃~

開催場所:成田山不動尊

交通アクセス:京阪本線「香里園駅」から徒歩15分もしくはバス約5分「成田山不動尊前」下車

問合せ先:成田山不動尊072-833-8881