『雨目物語』の著者であり国学者・歌人としても有名な上田秋成(1734~1809)は、香具波志神社の藤氏の招きで当地に居住した。在住期間は僅か4年あまりと短いが、著作や文学者としての原動力はここで培われたものといわれており、墓も当地にある(3回忌に藤氏の墓域に建立)。加島鋳銭所は、この香具波志神社の北方にあった。操業期間は元文3年(1738)~寛保元年(1741)までの3か年にすぎなかったが、良質の銅銭や鉄銭を鋳造し、「酒は灘、銭は加島」と喧伝された。
所在地:大阪府大阪市淀川区加島4-4-20香具波志神社前
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