2020年12月12日土曜日

古札焼納式(とんど)2021

 住吉大社で、昨年1年間に守護をいただいた古い御札やお守り、正月のしめ縄などを焼き納める行事が行われます。この火で餅を焼いたり、煙を浴びると無病息災になると伝わります。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月15日9:00~14:00

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


多治速比売神社とんどまつり2021

 お正月の間、飾っていた松飾りや注連飾りなどを焚き上げる行事が、多治速比売神社で行われます。とんど焼の煙は、歳神様の旅立ちの印ともいわれます。当日は、厄除しょうが湯の無料授与もあります。

所在地:〒590-0101大阪府堺市南区宮山台2-3-1

開催期間:2021年1月17日9:00~16:00

開催場所:多治速比売神社

交通アクセス:泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」から1番乗り場「堺東駅行」もしくは2番乗り場「津久野駅行」のバス「宮山台2丁」下車

問合せ先:多治速比売神社072-297-0726


とんど神事2021

 創建は6世紀頃と伝わる百舌鳥八幡宮で、毎年1月15日に「とんど神事」が行われます。各家庭から持ち寄ったしめ縄でとんどが組み立てられ、一年間の無病息災、家内安全を祈願して、これを焚き上げます。境内には、大阪府の天然記念物に指定されている樹齢約800年の巨大なクスノキが茂ります。

所在地:〒591-8037大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5-706

開催期間:2021年1月15日14:00点火

開催場所:百舌鳥八幡宮

交通アクセス:JR阪和線「百舌鳥駅」東出口から南東へ徒歩10分

問合せ先:百舌鳥八幡宮072-252-1089


尊鉢厄神大祭2021

 煙が立ち込める中、法螺貝の音で始まる荘厳な「採灯大護摩供」が、尊鉢厄神釈迦院で執り行われます。一年間の厄除開運や家内安全、諸願成就を祈願する人々が多く訪れ賑わいます。 ※阪急池田駅・豊中駅から臨時バス運行

所在地:〒563-0024大阪府池田市鉢3-4-6

開催期間:2021年1月18日~19日

開催場所:尊鉢厄神釈迦院

交通アクセス:阪急宝塚線「池田駅」からバス「尊鉢」~徒歩7分

主催:釈迦院

問合せ先:尊鉢厄神・釈迦院072-761-8761


御結鎮神事2021

 神前に捧げた矢をもって除魔招福を願う神事で、年初にあたり、農事に禍をもたらす悪霊を退散させることを目的に行われます。住吉大社では祭典の後、弓の名人が大的を射る古式に則り弓十番が催されます。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月13日10:00~

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


元三大師合格祈願法要2021

 四天王寺で、元三大師に祈る合格祈願の法要が執り行われます。学業成就、入試合格はもちろんのこと、人生の門出や難関に直面する人々に、元三大師が聡明智慧のご利益を与え、大願成就を実現してくださると言われます。

所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

開催期間:2021年1月3日10:00~15:00

開催場所:四天王寺

交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分

主催:総本山四天王寺

料金:護摩木・祈祷料/有料

問合せ先:四天王寺06-6771-0066


今宮戎神社十日戎2021

 <2021年の各行事は中止、詳しくはホームページをご覧ください>江戸時代より、大阪の商業を護る神様として篤く崇敬される大阪の今宮戎神社で、「十日戎」が開催され、福笹の授与が行われます。「十日戎」には、福を求めて毎年多数の参拝者が訪れ、商売繁盛、福徳円満を祈願します。

所在地:〒556-0003大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10

開催期間:2021年1月9日~11日福笹の授与/7:00~翌1:00

開催場所:今宮戎神社

交通アクセス:南海高野線「今宮戎駅」からすぐ

料金:境内散策自由

問合せ先:今宮戎神社06-6643-0150


http://www.imamiya-ebisu.jp/ 




踏歌神事2021

 踏歌神事は、古くから宮中で行われてきた「踏歌節会」を起源とし、現在では一部の神社に継承されるのみとなった珍しい神事です。住吉大社では、直垂を着用した所役による所作の後、神楽女による「白拍子舞」、「熊野舞」が奉納されます。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月4日13:00~

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


四天王寺新春名宝展2021

 日本仏法最初の官寺である四天王寺の宝物館で、新春名宝展が行われます。四天王寺の寺宝が特別公開され、普段は拝観できない貴重な国宝や、重要文化財を間近に目にすることができます。

所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

開催期間:2021年1月1日~2月7日8:30~16:00※入館は閉館の20分前まで

開催場所:四天王寺宝物館

交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分

料金:宝物館拝観料/大人500円、大高生300円、中学生以下無料

問合せ先:和宗総本山四天王寺06-6771-0066


天満天神えびす祭2021

 “天満の天神さん”の名で親しまれている大阪天満宮で、平成19年(2007年)に約半世紀ぶりに復興した「天満天神えびす祭」が今年も行われます。金運向上「福小判」をはじめ、福笹や縁起物などが授与されます。復興を記念し、戎門(西門)には祭の由来を記した石碑が建てられています。

所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8

開催期間:2021年1月9日~11日宵えびす・本えびす/10:00~21:00、残り福/10:00~21:00

開催場所:大阪天満宮

交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分

問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025


白馬神事2021

 宮廷の行事が伝わったとされる「白馬(あおうま)神事」は、一年の初めに白馬を見れば、その年は無病息災といわれる神事です。祝詞奏上の後、奉行2人と神馬舎人が神馬に付き添い、各本殿を巡拝します。次に駆足で第一本殿の周りを2周し、最後に各本殿の外周を一巡りして第一本殿に至り、拝礼して退出します。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月7日11:00~

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


道明寺天満宮左義長2021

 古いお守りやお札などで左義長を作り、神火で焼く伝統行事が道明寺天満宮で斎行されます。小正月にあたる毎年1月15日(早朝6:00~)に、一年の災厄をあらかじめ祓うために行われます。祭典終了後、左義長に点火され、参拝客には小豆粥がふるまわれます(2021年の小豆粥のふるまいは未定です)。

所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40

開催期間:2021年1月15日6:00~

開催場所:道明寺天満宮

交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分

主催:道明寺天満宮

問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525


若宮八幡宮例祭2021

 穀物の豊穣を祈る「若宮八幡宮例祭」が、住吉大社で開催されます。五穀の豊作を占うとともに、神霊のよみがえり、更新を意味する祭典です。笛と太鼓の音楽にあわせた巫女の舞とともに、「湯立神事」が行われます。神前に四つの大釜を据え、御幣を振り、笹にて煮えたぎる釜湯を撒きあげる姿は圧巻です。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月12日11:00~

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


2020年12月6日日曜日

蓮華山妙法寺初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>約400年の歴史をもつ元和3年(1617年)創建の蓮華山妙法寺は、元日早朝6時から開門され、初詣をすることができます。落ち着いた佇まいの境内に、新年の幸せを願う参拝客が訪れます。

所在地:〒575-0001大阪府四條畷市砂1-5-12

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>開門時間/6:00~20:00頃

開催場所:蓮華山妙法寺

交通アクセス:JR学研都市線「忍ヶ丘駅」から西へ徒歩10分もしくは京阪バス「イオンモール四条畷」~徒歩5分

問合せ先:蓮華山妙法寺072-876-2033


http://www.myouhouji.com/ 




四天王寺初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>聖徳太子由来の日本仏法最初の官寺である四天王寺へは、毎年多くの初詣参拝客が訪れます。1月3日には学業成就、入試合格などを祈願する「元三大師合格祈願法要」が執り行われます。

所在地:〒543-0051大阪府大阪市天王寺区四天王寺1-11-18

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>8:30~16:00

開催場所:四天王寺

交通アクセス:地下鉄谷町線「四天王寺前夕陽ケ丘駅」4番出口から南へ徒歩5分

主催:総本山四天王寺

問合せ先:四天王寺06-6771-0066


http://www.shitennoji.or.jp/ 



今宮戎神社初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>商売繁盛のご利益で知られる今宮戎神社には、多くの初詣客が訪れます。“えべっさん”で知られる例大祭「十日戎」(1月9日~11日)が無事に斎行できるように祈願する行事「お千度」が、3日に行われます。

所在地:〒556-0003大阪府大阪市浪速区恵美須西1-6-10

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>【1日】0:00~20:00【2日~3日】8:00~20:00

開催場所:今宮戎神社

交通アクセス:南海高野線「今宮戎駅」からすぐ

問合せ先:今宮戎神社06-6643-0150


百舌鳥八幡宮越年祭2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>6世紀頃の創建とされる由緒ある古社、百舌鳥八幡宮で、越年祭が開催されます。氏子役員の奉仕による午前0時の初太鼓(大太鼓)を合図に、参詣者を迎えます。境内には、大阪府の天然記念物に指定されている樹齢約800年の巨大なクスノキが茂ります。

所在地:〒591-8037大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5-706

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>越年祭/0:00~

開催場所:百舌鳥八幡宮

交通アクセス:JR阪和線「百舌鳥駅」東出口から南東へ徒歩10分

主催:百舌鳥八幡宮

問合せ先:百舌鳥八幡宮072-252-1089


枚岡神社初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>開運招福、厄除のご利益がある枚岡神社へは、正月三が日に約10万人が初詣に訪れ、境内が賑わいます。枚岡神社は、天児屋根命(あめのこやねのみこと)と、比売御神(ひめみかみ)を主祭神とし、奈良の春日大社にこの二分霊を祀ったことから、元春日(もとかすが)とも呼ばれています。

所在地:〒579-8033大阪府東大阪市出雲井町7-16

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>

開催場所:枚岡神社

交通アクセス:近鉄奈良線「枚岡駅」からすぐ

問合せ先:枚岡神社072-981-4177


太融寺初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>大阪市の中心市街地にあり、弘法大師が創建したとされる真言宗の太融寺では、元旦6時から新春初護摩供が厳かに執り行われます。無事息災や、家内安全、身体健全を願う参拝者で賑わいます。境内には、淀殿の墓や芭蕉の句碑などの史跡もあります。

所在地:〒530-0051大阪府大阪市北区太融寺町3-7

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>8:00~16:30

開催場所:太融寺

交通アクセス:JR「大阪駅」から徒歩10分

問合せ先:太融寺06-6311-5480


市戎大国社例祭「えべっさん」2021

 「住吉のえべっさん」として商売人から崇拝を受けている市戎大国社で、商売繁昌のお祭りが行われます。福の餅撒きや願いごとが書かれた祈祷木の焚き上げが、行われます。伝統の手作飴のほか、野菜や海産物の即売も人気です。福笹や吉兆を求める人々で境内は賑わいます。

所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89

開催期間:2021年1月9日~10日宵えびす/9日、本えびす/10日

開催場所:住吉大社

交通アクセス:阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」からすぐ、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分

主催:住吉大社

料金:見物無料

問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753


杭全神社初詣2021

 <2021年は正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>素盞嗚尊(すさのおのみこと)を氏神として貞観4年(862年)に創建された杭全神社が、元旦0時に開門され、「歳旦祭」が斎行されます。9日から11日には杭全えびす祭が斎行されます。

所在地:〒547-0046大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67

開催期間:2021年1月1日~<正月三が日を避けた分散参拝を呼びかけています>

開催場所:杭全神社

交通アクセス:JR大和路線「平野駅」南出口から南東へ徒歩5分

主催:杭全神社

問合せ先:杭全神社06-6791-0208


http://www.kumata.jp/ 


2020年11月28日土曜日

橋本亭

 橋本亭は河鹿荘から瀧道をさらに北に上った、一の橋のたもとにあります。明治43年に建てられた旅館でした。後継者難や建物の老朽化のため長く閉鎖されていましたが、2004(平成16)年に、街づくり活動の拠点としてリニューアルされ、一旦は店舗やギャラリー、大小貸室などで使われていました。

建築年:1910(明治43)年

設計・施工:不明

所在地:箕面市箕面2-5-37







2020年11月15日日曜日

神足神社

 12世紀には小野宮領内荘園「神足園」にあった元禄年間(1688~1703)には「田の南」で「村の巽」(東南)にあった18世紀の初め、「坐村艮(北東)杜内」明治5年東海道本線建設のため稍々鐵道より東の現在地に移った。

【例祭】6月5日 例祭 毎月1日 月次祭

所在地:京都府長岡京市大字神足小字神足5











勝龍寺城土塁空堀跡

 元亀2(1571)年に、細川藤孝が勝龍寺城を改修した際に築かれたと考えられる、土塁と空堀が残る。改修時が特定出来る貴重な遺構。


所在地:京都府長岡京市大字神足小字神足5(神足神社のすぐ近所)








長岡京市立神足ふれあい町家(旧石田家住宅)

 西国街道に面して建つこの住宅は、切妻造で三面に庇をまわし、表構えに格子と出格子を並べ、大屋根の下の白壁に2か所の虫籠窓を開いています。間口が広く、田の字形の間取りは、京の町家と違い、農家風で独特の風情があります。玄関を入ると、通り庭が奥に続き、煙だしや六寸角の大黒柱、繊細な細工を施した座敷などが住時のまま残されています。この住宅は、神足村の旧家岡本家一族の商家で、江戸時代には「紙屋清兵衛」という屋号で和紙などを商っていたようです。明治以降、町医者などに利用されていたものを、後年になって石田家が購入しました。平成12年10月に国登録有形文化財に登録され、平成15年に長岡京市が取得し、「神足ふれあい町家」として整備しました。


所在地:〒617-0833京都府長岡京市神足二丁目13-10


http://fureaimachiya.com/








塚本古墳

 ○古墳の概要

古墳時代後期の古墳である。現状は削平されており地表に姿を止めていない。全長約30mの前方後円墳。周濠内から大量の円筒埴輪、形象埴輪が出土している。昭和56(1981)年の発掘調査で発見され、周囲に幅約4m、深さ約0.5mの周壕がめぐることが判明しています。現在、古墳の墳丘は削られ、地上にその姿をとどめてうませんが、その規模から、2段に築造されていたと考えられています。周壕の中からは、古墳の上に立て並べられていた多彩な埴輪(円筒・朝顔形・蓋形・盾形・太刀形・家形・人物形・動物形など)や古墳に備えられた土器が出土し、その中には岩見型埴輪と呼ばれる特殊な形のものもあります。このことから、古墳の規模は小さいながらも大きな権力を持っていたことがうかがえ、乙訓地域の首長墓系譜を考える上で重要な古墳であるといえます。また、墳丘は長岡京の道路(六条条間小路)で削られたことが周辺の発掘調査によって明らかになりました。しかし、当地には「西塚本」や「東塚本」といった古墳を思わせる地名が近年まで残っていました当古墳を後世に伝えるため、モニュメントを設置しました(平成26年3月)。


所在地:京都府長岡京市開田3・4丁目(神足小学校の西、阪急長岡天神駅の東) 








神足遺跡

 神足遺跡は、小畑川と犬川に挟まれた標高約20mの低位段丘上に立地する旧石器時代から近世までの複合遺跡で、特に弥生時代中期(紀元前1世紀~1世紀)を中心とした拠点的集落遺跡として知られています。集落の周囲には環濠が巡り、内側には竪穴式建物や高床倉庫の立ち並ぶ居住・倉庫域が、外側には方形周溝墓や土壙墓が密集する墓域が形成されていました。集落内から出土したさまざまな形の土器の中には、現在の大阪府や滋賀県から持ち込まれたものもあり、活発な交易があったことがうかがえます。また、神足遺跡から出土する遺物には石鏃、石刀などの磨製石器が多く見られるほか、石器を製作するための材料も見つかっており、集落内には石器の工房があったと考えられます。外にも京都府内では出土例の少ない青銅製の剣も見つかっています。弥生時代遺構にも核時代で集落が形成された痕跡が認められます。長岡京期には神足遺跡の東端を朱雀大路が通り、遺跡の範囲には宅地が広がっていたことが分かっています。


所在地:京都府長岡京市東神足2丁目17-1(長岡第9小学校前)






中野家住宅

 町大工北村傳兵衛が手掛けた、現存する貴重な町屋。江戸時代末期築の主屋と土蔵、昭和26(1951)年築の茶室はいずれも国登録有形文化財。


所在地:京都府長岡京市調子1丁目6-35











長岡京市立中山修一記念館

 長岡京を発見した中山修一の記念館。長岡京復元図や年表などの展示物からその成果を知ると共にガイドさんの話を聞いてその人柄に触れられるのも魅力。

入館料:無料

営業時間:10:00~16:00火曜日休(祝日の場合とガラシャウィーク期間中(11月上旬~中旬)は会館)

電話:075-975-7176

所在地:京都府長岡京市久貝3丁目3-3








八条ヶ池

 八条ヶ池は長岡天満宮の隣にある池である。八条ヶ池には、檜で作られた水上橋があり、そこからは池を中心として境内を一望できる。八条ヶ池の中堤両側の樹齢百数十年のキリシマツツジは有名で、隣接する長岡公園の梅園も広く知られている。キリシマツツジの花の季節に開催される「春の観光まつり」の会場にもなっており、多くの観光客で賑わいをみせる。また、境内には竹林や梅林、あじさい園、桜、ハス、アヤメ・カキツバタ群落もあり四季折々の散策を楽しむことができる。


所在地:京都府長岡京市天神2-15-13(長岡天満宮)


















長岡京発見之地の碑

 長岡京の発掘に人生をかけた中山修一が、この周辺にあった田んぼからヒントを得て、長岡京が本格的な都であったことを証明する第1歩となった歴史的スポット。


所在地:京都府長岡京市開田2丁目14






調子八角の道標

 西国街道と丹波街道の分起点に当たる調子八角に長岡京市内最古とされる元禄12(1699)年の道標がある愛宕詣での道案内として建てられた。


所在地:京都府長岡京市友岡3丁目12-6







硲遺跡(説明版のみ)

 小泉川の左岸の扇状地から段丘上に広がる、弥生時代中~後期の集落遺跡。竪穴住居や土坑等が確認され、銅鐸を模した土製品なども出土している。


所在地:京都府長岡京市




開田城跡

 開田城は、戦国時代(15世紀後半~16世紀)に活躍した国衆の一人である中小路氏の居館(居城)である。乙訓・西岡地域の土豪、地侍たちはそれぞれの村のリーダーとして活躍し、また国衆として、地域の自治的運営を目指す国一揆を結んだことで全国的にも著名。国衆の居館は彼らの活動の基地として重要な役割をはたしたが、開田城はそうした居館の遺構が残る貴重な事例である。開田城の発掘調査は、昭和53~56(1978~81)年と平成8(1996)年、平成15(2003)年に行われ、開田城が一辺約70メートルの方形居館で、周囲に幅約6.5メートル、高さ約2メートルの土塁と、幅約8メートル、深さ約1メートルの幅をめぐらす、典型的な構造であることが明らかになった。南西部に推定される主要な出入口は、南へ張り出す特徴をもつ。城内からは、東西・南北が3間(9メートル)以上の大規模な堀立柱建物や石組みの井戸、焼けた土や炭がつまった竈とみられる遺構などが発見された。現在、地権者などの努力によって、西辺(この案内板背後の高まり)と南東隅の土塁が残されている(一部は復元)。地域の中世の歴史をとどめ、国一揆の拠点として全国的にも貴重な歴史遺産として保存されている。 


所在地:京都府長岡京市今里二丁目