田出井山古墳は、大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2丁にある前方後円墳。
○概要
百舌鳥古墳群の北端に位置し、全長約148m、後円部径約76m、高さ約14m、前方部幅約110m、高さ約15mで、百舌鳥古墳群の中では7番目の大きさである。墳丘は3段に築かれ、かつては二重濠があったと確認されている。墳丘の形態や出土した埴輪より、5世紀後半頃に造築されたと考えられている。陪塚と推定される古墳が数基現存している。反正天皇の陵墓に比定され、「百舌鳥耳原北陵」として宮内庁によって管理されている。ただし、被葬者は不明。また、天皇陵に比定されている百舌鳥耳原三陵のなかで、他の2つの古墳(大仙陵古墳、上石津ミサンザイ古墳)と比べて規模がかなり小さいことから、反正天皇陵であることを疑問視する意見も多く、なかには土師ニサンザイ古墳を反正天皇陵と考える者もいる。
○交通アクセス
南海高野線堺東駅 徒歩5分
○所在地
大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2丁
○形状
前方後円墳(二重濠)
○規模
全長148m
前方部高さ15m
○築造年代
5世紀後半
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