大阪府庁舎は、大阪府大阪市中央区大手前にある、大阪府の各部局が入居する庁舎である。
○概説
現在の本館は、1926年(大正15年)に竣工したもので、現行の都道府県庁舎として最も古い。そのため歴史的価値が高く、映画のロケなどが行われることもある。3代目となる現存の府庁舎本館建設に際し、府は設計図面を賞金8,000円の懸賞で募集、80点以上の応募の中から平林金吾の図面に岡本馨が手を加えたものが選ばれ、両者による設計を改変せずに建設された。平林はその後、名古屋市役所本庁舎(1933年竣工)を設計したことでも知られる。施工は大林組と清水組(現・清水建設)。1923年5月に起工され、同年9月に発生した関東大震災の影響もあり、設計の変更が加えられたという。隣接地に新庁舎を建築するため、一部を残し、撤去の計画であったが、財政難で計画が中止となった経緯がある。現在、事業の拡大、職員の増員等により狭隘となり、近接の民間ビルなどに間借りされた分室が多くなっている。なお、震災時の指揮については、耐震通信設備の整った別館において行われる。庁舎内に設置されている、指定金融機関であるりそな銀行の店舗は、旧大和銀行時代より、「大阪府庁支店」・「府庁支店」とは称さず、所在する住所名(中央区大手前)から「大手支店」となっている。
○交通機関
所在地(本館):大阪市中央区大手前二丁目1-22
最寄駅:大阪市営地下鉄谷町線、中央線 谷町四丁目駅 大阪市営バス大手前バス停
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