2014年8月17日日曜日

紀部神社

紀部神社は、「木部天神社」とも呼ばれています。その創建については、詳らかではないようですが、社伝によれば、天平年間(729~749年)、『紀国造(きのくにのみやつこ)』の末裔である『紀部氏』が、その祖神を祀ったのが創始であると伝えられています。長暦3年(1039年)『紀部大神』の称号を得、祭神として、『菅原道真』を主神とし、『天道根命(あめのみちねのみこと)』を配祀したのだそうです。祭神について『大阪府神社史資料』には、『菅原道真』としか記していないそうですが、『大阪府神社名鑑』では、祭神として『天道根命』の名が上がっているとのことです。また、この神社について、寛永年間(1624~1643年)の創建という説もあるそうです。拝殿はなく、三方囲いの覆屋の中の本殿は、一間社春日造桧皮葺です。境内には、道祖神が多く祀られています。木部はその名のとおり、植木産業の盛んな地域であり、『紀部氏』との関わりからも、地名となったものと思われます。
所在地:大阪府池田市木部686










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