2012年3月7日水曜日

法楽寺

法楽寺は、大阪市東住吉区山坂にある真言宗泉涌寺派大本山の寺院。山号は紫金山、院号は小松院と称する。通称として「たなべのお不動さん」とも。毎月28日が不動明王の縁日で、多くの参詣者で賑わいを見せている。
○境内・施設
本堂(不動明王・釈迦如来・如意輪観世音菩薩・歓喜天などを祀る)
大師堂(弘法大師・真言八祖絵像を祀る)
三重塔 - 平成8年(1996年)11月26日-三笠宮崇仁親王臨席のもと落慶法要
通称「平成の三重宝塔」ともいい、本尊は金剛界大日如来像。脇侍として江戸時代の作と伝わる不動明王立像と愛染明王坐像。礎石上塔総高は約23メートル。
水掛不動尊
鐘楼
リーヴスギャラリー小坂奇石記念館
クスノキ(大阪府指定天然記念物・樹齢推定800年)
○沿革
伝承によれば、源平の戦乱で戦死した平家と源氏の霊を怨親平等に弔うために、源義朝の念持仏であった如意輪観世音菩薩を安置し、壮麗な伽藍が営まれたことが起源とされる。山号の紫金山は、治承2年(1178年)、仏教の信仰に篤かった平重盛が宋の禅師・育王山仏照の高徳を聞き、黄金3000両を献上し結縁を求めたとの伝えによる(『平家物語』巻三「金渡」にみえる話)。仏照は重盛の仏法への志に感嘆し、育王山伝来の紫金の仏舎利二顆を贈ったという。また、院号の小松院は、平重盛の別称が小松内府と称されてたことにちなむ。元亀2年(1571年)、織田信長軍の侵攻による兵火で伽藍は灰燼に帰した。正徳元年(1711年)から本格的に復興を開始し、堂塔は大和国・宇陀松山藩織田氏殿舎が移築され、現在に至るまで山門・本堂に残されている。
○文化財
重要文化財
絹本著色不動明王二童子像
○年中行事
1月 1~3日 初詣(歳旦吉祥護摩供)
1月28日 たなべ不動尊大祭(大般若転読会・柴灯大護摩供)
2月1~7日 節分(厄除星祭)
3月彼岸中日 春期彼岸会
4月 上旬 四国八十八ヶ所巡拝
5月28日 たなべ不動尊大祭
8月15日 盂蘭盆会(うらぼんえ)
8月18日 大施餓鬼会
8月23日 地蔵盆
9月彼岸中日 秋期彼岸会
9月28日 たなべ不動尊大祭
10月21日 四国八十八ヶ所お砂踏み
11月上旬 不動講講演会
12月31日 除夜の鐘
○月例行事
弘法大師縁日(毎月21日)
写経12時~・勤行14時~・法話15時~
たなべ不動尊縁日(毎月28日)
不動尊護摩供 10時・14時の2回
○所在地
大阪府大阪市東住吉区山坂1-18-30
○交通アクセス
JR西日本阪和線南田辺駅から徒歩すぐ
大阪市営地下鉄谷町線田辺駅から徒歩すぐ

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