電柱のような鋳物の柱に「ハンター坂」と書かれた金属板の しゃれた標識が建っている。また 歩道上には「ハンター坂」と書かれた石の標識もある。
ハンター坂
神戸市は,昭和48年(1974年)に集中豪雨等の際に発生する土砂流出や流木をくい止め,市街地を災害からまもるために,ここに土砂貯留容量,3000立方メートルの堰堤を築いた。かつて,この地には,1843年にイギリスで生れ,1867年に神戸に来て,貿易業のかたわら造船業をおこした E.H.ハンター氏の邸宅があった。この異人館は,昭和36年(1961年)に解体され,王子公園に移築されて重要文化財として保存されている。E.H.ハンター氏は,この屋敷の横から再度山への登山道を開いたといわれ,これが毎日登山の発祥ルートであるといわれている。「ハンター坂」と呼ばれたこの登山道も,昭和20年代にはじまった砂防工事等で通れなくなり,今は緑の自然林がよみがえりつつある。
昭和59年3月神戸市
○由来
かつて坂上にハンター邸があったことに由来する
○所在地
兵庫県神戸市中央区山手通1丁目と2丁目の間から 北野町3丁目と4丁目の間まで。(更に北野3丁目まで)
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