○小森家住宅主屋
北西角地の敷地中央に建つ。寄棟造桟瓦葺で、北面に大振りな車寄を構え、北東に台所を張出す。一階は玄関ホールの四方に部屋を配し、二階は座敷三室を東西に並べ、三方に縁を廻らせてガラス窓をたて、柱上に舟肘木を載せる。開放的で上質なつくりの近代住宅。
建築:大正13(1924)頃/昭和20(1945)・平成15(2003)改修
所在地:大阪府大阪市中央区谷町6-4
○小森家住宅土蔵
敷地の北西角に東西棟で建ち、桁行一二メートル梁間四・二メートル、土蔵造二階建、切妻造本瓦葺である。南面と西面を戸口とし、戦中の改修により窓を広く開ける。外壁は漆喰塗で腰板を高く張る。戦災などにより変容著しい界隈において、希少な江戸期の土蔵。
年代:江戸後期(1751~1830)/昭和20(1945)改修
所在地:大阪府大阪市中央区谷町6-4
○小森家住宅表門
敷地西辺北寄りで、土蔵に接続する。間口二・四メートル、一間薬医門、切妻造桟瓦葺で、南北に板塀をのばし、北側に潜戸を開く。軸部は五平の本柱頂部を冠木で固めて梁を架け、軒桁を渡し、本柱に竪板張の板戸を両開きに吊る。端正なつくりの表門。
年代: 大正13(1924)頃
今現在は株式会社京利という会社が飲食店等を経営しているようです。
http://www.len21.com/
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