今から約1300~1400年前、この付近の一帯には大陸から移り住み、機織を専業にしたはたやま(交野市寺)、はたもの(同倉治)、はただ(枚方市津田)と言う集落が栄えていたと伝えられている。これらの集落の村長の墳墓として造られたのが倉治古墳群や竜王山麓の寺古墳群です。昭和26年関電枚方変電所建設のため、整地中に8基の古墳発見されました。これらの古墳は全て横穴の石室を持つ横穴式古墳と言う古墳です。整地の際、1部の古墳は破損を受けましたが大阪府・交野市教育委員会並びに地方の交野市考古学会の5ヶ月に及ぶ調査が続けられ、当時としては珍しく適切な記録保存の処置がなされました。調査の結果、古墳石室内からは被葬者の遺骨の他、金環や勾玉等の装身具、刀剣・農具等の鉄製品、並びに瓶・壷等の土器類が副葬品として出土しました。現在これらの貴重な出土品は交野市立教育文化会館内(交野市倉治6-9-21)にて大切に保管され一般に公開されているそうです。なお遺骨については、この地に改めてその霊のために新しく墓を設けてこれを「古墳塚」としたそうです。又、毎秋には「古墳祭」を行っているそうです。
所在地:交野市東倉治3-1-1(関西電力枚方変電所内)
JR片町線「津田」駅から徒歩約10分
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