新緑の池田城跡公園に特設能舞台が設けられ、夕暮れ時に「いけだ薪能」が開催されます。2023年の能の演目は、最も人気の高い歴史上の人物、源義経が霊として現れ、平家物語「屋島の戦い」の様子を勇ましく語る『屋島(やしま)』です。前半に描かれる屋島ののどかな情景と、後半の猛々しくも気品のある戦物語の対象が見事な、世阿弥の傑作です。続いて、古来日本で神秘的な力があると考えられていた和歌を詠める心の素晴らしさを賛美した人気曲『巻絹(まきぎぬ)』が上演されます。美しい紀州熊野本宮を舞台に、音無天神の霊が乗り移った巫女の舞いが勢いを増して神がかってゆく、劇的な構成と演出が見どころです。狂言は、昆布の行商人と武士の立場が太刀によって逆転する、下克上の様子が何とも可笑しい『昆布売(こぶうり)』のほか、仕舞が上演されます。
所在地:〒563-0052大阪府池田市城山町3-46
開催期間:2023年5月20日開場/16:30、開演/17:00※雨天の場合/池田市民文化会館(開場/17:30、開演/18:00)
開催場所:池田城跡公園
交通アクセス:阪急「池田駅」から徒歩12分
主催:一般財団法人いけだ市民文化振興財団
料金:前売り自由席/一般3000円、学生1000円、中小生500円※当日は一般・学生のみ500円増。未就学児の入場はご遠慮ください。
問合せ先:一般財団法人いけだ市民文化振興財団072-761-3131(池田市民文化会館内)
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