六軒家川水門は、安治川大橋を挟んで安治川水門の上流側にある。ただし、安治川と平行に流れる六軒家川に設けられていて、上流で分流する正連寺川の水系に属している。正連寺川水門のところでも説明したが、高見機場との機能と連携した高波対策とと利水体系を構築している。六軒家川・正連寺川一帯は、昔から今に至る大阪の工業の中心地帯を形成している地域で、利水の点では同水系の恩恵を受けているところであり、また、土地の低い0メートル地帯でもある。大工場が犇めきあっている。六軒家水門は敷地に立ち入ることができない管理施設になっている。すぐ上流に春日出橋が架かっている。橋の東詰で大阪鉄工所跡の石碑を見つけた。そばには、日立造船発祥の地を示すモニュメントも立っている。六軒家川水門の下流側の側面は、安治川大橋の歩道上から一望できる。水門は、3連からなっていて、左岸と右岸の両方の副水門に比べて中央の主水門が副水門に比べて1.5倍ほどの径間を持っている。
ローラーゲート3門型
径間:主水門14m副水門8.5m(有効幅員13.6m) 敷居高さ O.P.-3.0m
六軒家川河口に設置・昭和44年3月完成
所在地:大阪府大阪市此花区春日出南1丁目1-1( 大阪府西大阪治水事務所)(JR大阪環状線西九条駅下車、徒歩約15分)
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