福村が開発された正保元年(1644年)の光明天皇の時代に、住民となった村人等が主として漁業を業としていたため、航海の安全と豊漁を願って、12年後の明暦2年(1656年)に、此の地に宮地を築き上げ殿社を建て、住吉大神を勧請したのが始まりである。「福村の道路は貝殻でできている」とまでいわれるほど「貝の福」として近畿一円に知られるほどであった。今も境内には貝殻が散見される。また、太平洋戦争までは当地から一人の戦死者もなく、先の大戦でも町に軍需工場があったにもかかわらず、焼夷弾等の被災にあわず今日に至っており、当地の守護神として信仰されている。社殿の創建も古く歴史性が感じられるうえ、境内の雰囲気も落ち着いている。また、8体の狛犬を同時に見られるなど面白いスポットである。
所在地:大阪府大阪市西淀川区福町2丁目15番6号
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。