歴史散策
2014年12月28日日曜日
不老水
花の井で老いを知った能因法師が、山麓に湧き出る清水に不老不死を願い、好んで煎茶に用いたと伝承される井戸である。大正11(1922)年発行の「大阪府全誌」には、「寒冽にして茶に適し、その他遠近に喧傳して、普く茶客の知るところなり」と記され、その名声が紹介されている。付近は都市化が進み、家屋が立ち並んでいるが、今も涸れることなく湧き続け、地元の人々からも親しまれている。
所在地:大阪府高槻市古曽部町
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