このあたりは、昔、河内丹南と呼ばれる鋳物の先進地として、有能な鋳物師を世に送り出していた。彼らは奈良東大寺の大仏再建、鎌倉の大仏や梵鐘(ぼんしょう)など多くの作品を残しており、後に河内鋳物師と呼ばれるようになる。そもそも河内鋳物師の発祥の地と言われたのは、「鋳造遺構遺跡の発見」「鍋宮大明神の存在」「鋳物師元祖の事などの古文書の存在」の3つの理由から。当初、鍋宮大明神と古文書しかなかったため、ここを発祥地説と信じる人は少なかったが、高速道路の建設などの際に行われた発掘調査から、鋳造に関する様々な遺物が発見され、話題となり、多くの人の知るところとなった。
所在地:〒587-0001大阪府堺市美原区大保
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