黄梅寺(黄梅禅寺)は、大阪府門真市にある曹洞宗の仏教寺院。山号は真手山。本尊は聖観世音菩薩。
○歴史
寺伝によると、天文15年(1546年)足利13代将軍・足利義輝によって、その宮寺として創建され、開山は聨芳。また別説に、明応2年(1493年)、室町幕府管領の畠山政長(1442 - 1493年)の次男・畠山久俊の義理の兄「小山梅巖」が創建したというものもある(西島家譜)。政長は細川政元に攻められ、河内国正覚寺で自刃。その後、久俊は母と共に河内国茨田郡普賢寺郷門真荘に逃れ、義兄の黄梅寺に身を寄せ、永正6年(1509年)に母が亡くなると境内に寿蔵をたてたという。
○誕生釈迦仏立像の発見
2000年(平成12年)、当寺にて飛鳥時代後期(7世紀後半)の誕生釈迦立像が発見(実際には公表)された。仏像の顔は丸く(ただし表情は損傷しており解らない)、短めのスカート状の短きんを着けているなど飛鳥時代後期の特徴を持っている。飛鳥時代の誕生仏は国内で30例ほどしかなく、胸と手首の両方に装飾をつけているなどとても珍しいものらしい。
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