この古墳は、神社の社殿築造のために原形は著しく失われていますが、南面する前方後円墳です。古墳の規模は全長約92m、後円部径約53m、後円部高さ約3m、前方部幅約46m、周壕幅約20mを測り、尼崎市内に依存する最大の古墳と言えます。構造は、古墳時代中期(5世紀頃)と考えられています。前方部南側には、サムライ塚、白馬塚と呼ばれる2基の小墳丘がありました。これは陪塚といわれています。出土遺物は、埴輪片・埴輪片・須恵器片等があり、鏡や鉄剣が出土したと伝えられていますが、詳しいことは分かりません。この地域に勢力を持った豪族の墳墓です。
所在地:兵庫県尼崎市下坂部4-13-26
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