興禅寺は、大阪市天王寺区伶人町にある曹洞宗の仏教寺院。山号は神應山。本尊は釈迦如来坐像。開山は加賀大乗寺二十六世 月舟宗胡、二世は同二十七世 卍山道白。
○歴史
寺記によると早創年代は不明だが、元は住吉大社の北百歩ばかりの所にあり三柱の神を鎮守とし、法橋定朝作の観世音菩薩像を祀っていたと記されている。万治3年(1660年)、月舟宗胡を請して開山に迎え禅堂、庫裏を創建した。後に明治13年(1880年)、現在の場所へ転地している。天王寺七坂の一つ、天神坂の途中にある。境内に「厄除け不動明王」が安置されており、厄除けの寺として知られている。
○所在地
大阪府大阪市天王寺区伶人町5-28
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