大正8年(1919年)、実業家林蝶子氏と財閥の鴻池善右衛門から産院施設設立のために大阪市に寄付があり、その寄付金を基に翌年、大阪市で最初の産婦人科専門の無料施設として開院し大正10年(1921年)、建物の老朽化に伴い北区北扇町に移転し、「扇町産院」と改称した。昭和21年には「扇町市民病院」となる。
所在地:大阪府大阪市北区中崎2-3-26(浄方寺東側塀面)
元禄時代から伝わる「のざきまいり」は、人が知らず知らずのうちにお世話になった、有縁無縁すべてのものに感謝をささげる行事です。ご本尊十一面観音(市指定文化財・平安中期作)が開帳され、ご本尊の右手から、参拝者の人たちの手元まで紐でつながれ、直接ご縁を結ぶことができます。JR野崎駅から境内までの参道には、300軒近い露店が並び、多くの参拝客で賑わいます。
開催期間:2024年5月1日~8日9:00~16:00頃※露店の出店は5月6日まで
開催場所:野崎観音(慈眼寺)
交通アクセス:JR学研都市線「野崎駅」から東へ徒歩10分
主催:野崎観音
料金:境内参拝自由
問合せ先:野崎観音(慈眼寺)072-876-2324
神功皇后が方違の祓をされた故事により、毎年5月31日に行われる方違神社の例大祭で、一年間授与する粽(ちまき)を神前に奉ります。菰(こも)の葉で埴土(はにつち)を包んだ粽を受けると、方位から来る災いから免れることができるとされ、この粽が転居や旅行などの悪方位を祓うものとして古くから信じられています。祭りの当日、まずその年に授与する粽をお供えし、続いて稚児による「お砂持神事」が執り行われ、清めの砂を天秤棒で運ぶ姿が参拝者の目を楽しませます。
所在地:〒590-0021大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
開催期間:2024年5月31日例大祭神事/13:00、湯神楽神事/13:30、お砂持神事/14:00
開催場所:方違神社境内
交通アクセス:JR阪和線「堺市駅」から徒歩15分もしくはバス約5分「方違神社前」下車
主催:方違神社
問合せ先:方違神社072-232-1216
「万部おねり」とは、聖聚来迎会と阿弥陀経万部会が融合した、融通念佛宗総本山大念佛寺で最大の伝統行事の通称名で、極楽浄土から二十五菩薩を従えて迎えに来るという、阿弥陀仏の願いを具体的に表現した儀式のことです。2024年も、おねりはありません。特別舞台にて法要が行われます(雨天の場合は瑞祥閣堂内)。
所在地:〒547-0045大阪府大阪市平野区平野上町1-7-26
開催期間:2024年5月1日~5日9:30~15:30(閉門18:00)
開催場所:大念佛寺
交通アクセス:JR大和路線「平野駅」から徒歩5分、または地下鉄谷町線「平野駅」から徒歩8分
料金:参拝・拝観無料
問合せ先:大念佛寺06-6791-0026
新緑の池田城跡公園に特設能舞台が設けられ、夕暮れ時に「いけだ薪能」が開催されます。2024年は、老翁に姿を変えた頼政の幽霊が、自らの非劇を旅僧に語る半能「頼政(よりまさ)」、居留守をつかって出てこない冠者と主人のやり取りが、おおらかな笑いを生む人気の演目、狂言「呼声」、三保の松原を舞台に繰り広げられる、羽衣伝説をもととした能「羽衣(はごろも)和合之舞」が披露されます。
所在地:〒563-0052大阪府池田市城山町3-46
開催期間:2024年5月18日開場/16:30、開演/17:00※雨天の場合/池田市民文化会館(開場/17:30、開演/18:00)
開催場所:池田城跡公園
交通アクセス:阪急「池田駅」から徒歩12分
主催:一般財団法人いけだ市民文化振興財団
料金:前売自由席/一般3000円、学生1000円、中小生500円 ※当日は一般・学生のみ500円増。未就学児の入場はご遠慮ください。
問合せ先:一般財団法人いけだ市民文化振興財団(池田市民文化会館内)072-761-8811
「卯之葉神事」と称される住吉大社の創立記念日を祝う式典が開催されます。卯の葉を使った玉串を捧げ、祭典が行われたのち、石舞台にて舞楽が奉納されます。境内の卯の花苑は、この神事が行われる5月上旬から一般公開され、13品種500株の白や淡紅、紫紅色の美しい花を楽しめます。式典の優雅な舞楽と卯の花を見ようと、毎年たくさんの人が訪れます。
所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
開催期間:2024年5月3日13:00~
開催場所:住吉大社 第一本宮(雨天時は神楽殿で開催)
交通アクセス:JR「天王寺駅」から阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」下車、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分
主催:住吉大社
料金:境内散策自由
問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753
泉州路に初夏の訪れを告げる日根神社の「まくら祭り」は、毎年5月5日に開催されます。村の娘が良縁や子宝を祈願して枕を奉納したことが始まりとされ、慶長以前から続きます。直径16cm、長さ50cmのカラフルな枕を、5mもある青竹で飾った「のぼり」3台が本殿に奉納の「ひとひねり」をし、参道を練り歩きます。その後、日根野から長滝、上ノ郷をまわる7kmの行程を1日かけて巡行する風景は圧巻です。
所在地:〒598-0021大阪府泉佐野市日根野631
開催期間:2024年5月5日9:00~16:00
開催場所:日根神社
交通アクセス:JR阪和線「日根野駅」もしくは南海電鉄「泉佐野駅」から南海バス「東上」~徒歩1分
主催:日根神社
料金:境内参拝自由
問合せ先:日根神社072-467-1162
「はなしづめのまつり」ともいわれる鎮花祭(ちんかさい)が、大阪天満宮で斎行されます。百花の散るころから初夏の時期は、気候の移り変わりが激しく、疫病が流行するため、疫病の神を鎮め、心身の健全を祈願するお祭りが、宮中では平安時代から行われています。
所在地:〒530-0041大阪府大阪市北区天神橋2-1-8
開催期間:2024年4月24日~25日
開催場所:大阪天満宮
交通アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」から徒歩3分
問合せ先:大阪天満宮06-6353-0025
坐摩神社では、約20年前から神職の手による紫陽花が地植えと鉢植えで育成されており、例年5月下旬になると美しい花を咲かせます。約30種300株の紫陽花が色鮮やかに咲き競い、見応えがあります。
所在地:〒541-0056大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
開催期間:2024年5月下旬~6月中旬
開催場所:坐摩神社
交通アクセス:地下鉄御堂筋線「本町駅」15番・21番出口から徒歩3分
料金:境内自由
問合せ先:坐摩神社06-6251-4792
人々の幸せを願い、和のあかりを燈す「太子聖燈会」が開催されます。聖徳太子御廟、叡福寺、西方院に、約3500本のロウソクが灯され、太子の精神「和」の文字をはじめ、各会場がやわらかな灯りで照らされます。プロジェクションマッピングも行われます。
所在地:〒583-0995大阪府南河内郡太子町太子2146
開催期間:2024年4月27日18:00~21:00※雨天の場合は翌日に順延
開催場所:聖徳太子御廟、叡福寺、西方院
交通アクセス:近鉄「上ノ太子駅」もしくは「喜志駅」からバス「聖徳太子御廟前」下車
主催:太子聖燈会の会
料金:無料
問合せ先:太子町観光・まちづくり協会0721-26-8051
五穀豊穣を祈願する行事で、国の無形民俗文化財に指定されている御田植神事が杭全神社で執り行われます。猿楽の所作で行われる古い様式のもので、幼子姿の人形に飯を食べさせたりするなどのユーモラスな場面もあります。神事の中で蒔かれた種籾「福の種」は、金運・福徳のお守りとして、参拝者が自由に持ち帰ることができます。
所在地:〒547-0046大阪府大阪市平野区平野宮町2-1-67
開催期間:2024年4月13日19:00~20:00
開催場所:杭全神社
交通アクセス:JR大和路線「平野駅」南出口から南東へ徒歩5分
主催:杭全神社
料金:拝観無料
問合せ先:杭全神社06-6791-0208
総持寺の庖丁式では、藤原山蔭を料理の元祖とした山蔭流の烏帽子、直衣姿の板前数人が、庖丁と真魚ばしで生け造りを奉納します。鮮やかなさばきぶりを観覧できます。庖丁式とは古来宴席に於いて、当主が来賓を前にして座敷にまな板を設え、料理して見せたことに由来する行事です。
所在地:〒567-0801大阪府茨木市総持寺1-6-1
開催期間:2024年4月18日11:00~14:00(儀式は正午から)※状況により中止となる場合あり
開催場所:総持寺
交通アクセス:JR京都線「JR総持寺駅」・阪急「総持寺駅」から徒歩5分
主催:総持寺
料金:見学無料(お堂の外からの観覧となります)
問合せ先:総持寺072-622-3209
古い町並みが残る信達宿の梶本家の庭が一般公開され、野田藤を観賞することができます。1本の木に約4万房の花房が咲き誇り、野田藤の高貴な香りと色彩にひたることができます。観賞台(日本唯一)からの藤雲海、見頃はふじまつり前半です。近所のある紀州公本陣跡は、土日のみ一般公開されます。
所在地:〒590-0522大阪府泉南市信達牧野1338
開催期間:2024年4月14日~21日10:00~17:00※中庭・観賞台は17:00で閉鎖、中庭以外は19:00まで観賞可能
開催場所:ふじまつり会場
交通アクセス:JR阪和線「和泉砂川駅」から徒歩8分
主催:熊野街道信達宿藤保存会
料金:協力金100円
問合せ先:熊野街道信達宿藤保存会090-4281-8741(開設期間/3月1日~4月30日)
「献花祭」として親しまれている坐摩神社(いかすりじんじゃ)の例祭は、毎年4月22日に開催されます。殿内に美しい花々がお供えされ、人々の心を癒します。坐摩神社は、生井神(いくいのかみ)、福井神(さくいのかみ)、綱長井神(つながいのかみ)、阿須波神(あすはのかみ)、波比岐神(はひきのかみ)の5柱を総称した坐摩大神(いかすりのおおかみ)を祀り、御神徳が宮域を守る神であることから、住居守護、旅行安全、安産守護のご利益があるとされ、年間を通して参拝者が絶えません。
所在地:〒541-0056大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目渡辺3号
開催期間:2024年4月22日
開催場所:坐摩神社
交通アクセス:地下鉄御堂筋線「本町駅」15番・21番出口から徒歩3分
料金:境内自由
問合せ先:坐摩神社06-6251-4792
方違神社の境内に祀られた稲荷社で、毎年4月午の日の14時から例大祭が行われます。大年神、白髭神、八幡神が祀られており、五穀豊穣、商売繁盛、必勝祈願、病気平癒などのご神徳があります。
所在地:〒590-0021大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2-2-1
開催期間:2024年4月12日稲荷神社例大祭/14:00
開催場所:方違神社境内
交通アクセス:JR阪和線「堺市駅」から徒歩15分もしくはバス約5分「方違神社前」下車
主催:方違神社
問合せ先:方違神社072-232-1216
四條畷神社は、楠正行公を主神に弟正時以下24人が祀られています。明治天皇の勅許により明治23年(1890年)に鎮座したことにちなみ、毎年この日に「楠公さくら祭」が行われます。踊りなどの奉納行事が催されます。
所在地:〒575-0021大阪府四條畷市南野2-18-1
開催期間:2024年4月5日※状況により奉納行事は中止となる場合あり
開催場所:四條畷神社
交通アクセス:JR学研都市線「四条畷駅」から徒歩10分
主催:四條畷神社
問合せ先:四條畷神社072-876-0044
弘法大師の供養祭として「弘法大師正御影供」が、天野山金剛寺で執り行われます。承安2年(1172年)、高野山より拝受した弘法大師図像を御影堂に祀り、中興の阿観上人が修したのが始まりで、以来800年以上にわたって続きます。稚児行列や餅まきが行われるほか、法要当日のみ、御影堂の厨子が開扉されます。
所在地:〒586-0086大阪府河内長野市天野町996
開催期間:2024年4月21日法要/12:00~※状況により変更となる場合あり(最新情報はホームページでご確認ください)
開催場所:天野山金剛寺
交通アクセス:近鉄・南海高野線「河内長野駅」から「サイクルセンター行」・「光明池駅行」の南海バス約20分「天野山」下車
主催:天野山金剛寺
問合せ先:天野山金剛寺0721-52-2046
総持寺では年に一度、秘仏の御本尊が開扉されます。西国御砂踏法要では、花山法皇中興一千年の記念に、丸山画伯が描いた三十三所本尊が奉られ、足下には各札所からの御砂が安置されます。この砂の上をお参りすることにより、三十三所の巡拝と同じ功徳があるとされます。最終日は15時15分から閉帳法要が行われ、拝観者は参列可能です(法要中は内陣への入場不可)。
所在地:〒567-0801大阪府茨木市総持寺1-6-1
開催期間:2024年4月15日~21日内拝時間/9:00~16:00(最終日の受付は15:00まで)
開催場所:総持寺
交通アクセス:JR京都線「JR総持寺駅」・阪急「総持寺駅」から徒歩5分
主催:総持寺
料金:境内参拝無料、本尊御開扉・西国御砂踏の内拝料500円(小学生以上)
問合せ先:総持寺072-622-3209
古くなった筆に感謝し、さらなる書道の上達を祈願する神事が、道明寺天満宮で開催されます。事前に持ち寄られた筆が境内の筆塚で焼納されます。境内では、毎月25日恒例の骨董市も行われます。
所在地:〒583-0012大阪府藤井寺市道明寺1-16-40
開催期間:2024年4月25日11:00~
開催場所:道明寺天満宮
交通アクセス:近鉄「道明寺駅」から徒歩3分
問合せ先:道明寺天満宮072-953-2525
江戸時代に、有名な住吉の松が枯死するのを見かねた俳人たちが、住吉大社の参拝者に松の苗木の寄進をすすめたことにちなんだ神事です。松の苗の植樹が行われるほか、神前では俳句の披講もあります。
所在地:〒558-0045大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
開催期間:2024年4月3日11:00~11:30頃
開催場所:住吉大社
交通アクセス:JR「天王寺駅」から阪堺電気軌道阪堺線「住吉駅」もしくは「住吉鳥居前駅」下車、または南海本線「住吉大社駅」から徒歩3分
主催:住吉大社
料金:境内散策自由
問合せ先:住吉大社社務所06-6672-0753
叡福寺では、聖徳太子を偲んで、毎年4月に「大乗会式」が執り行われます。「太子まいり」という別名でも親しまれている行事です。11日には講読形式での法要が、翌12日には表千家家元による献茶や、柴燈大護摩供が行われます。おもちくばりなどもあり、境内は参拝客で賑わいます。両日とも、普段は拝観できない金堂などを、特別に拝観することができます。※近鉄上ノ太子駅から臨時バス運行
所在地:〒583-0995大阪府南河内郡太子町太子2146
開催期間:2024年4月11日~12日拝観時間/9:00~16:30(受付は16:00まで)※境内参拝は17:00まで
開催場所:叡福寺
交通アクセス:近鉄「上ノ太子駅」もしくは「喜志駅」からバス「聖徳太子御廟前」下車
主催:磯長山叡福寺
料金:特別拝観券/大人900円、小学生500円
問合せ先:叡福寺0721-98-0019
赤レンガの外観が美しい国指定重要文化財「大阪市中央公会堂」の特別室を、約30分間でめぐるガイドツアーが開催されます。かつては貴賓室として使われ、今もさまざまな催しで利用される絢爛な「特別室」は必見。職人の粋を集めた意匠の数々をスタッフの案内で見学することができ、撮影も楽しめます。地下1階の、クラシックモダンな内装のイタリアン・フレンチレストランでランチを楽しめる「ランチ付コース」(お土産付き)も人気です。
所在地:〒530-0005大阪府大阪市北区中之島1-1-27
開催期間:2024年4月3日・12日・18日・22日各日2回/10:00~、11:00~※大阪市生涯学習情報提供システムいちょうネットにてキーワード「特別室ガイドツアー」で検索もしくは電話にて受付
開催場所:大阪市中央公会堂
交通アクセス:地下鉄御堂筋線「淀屋橋駅」1番出口から徒歩5分
主催:大阪市中央公会堂
料金:有料※各開催日の前々月1日から受付開始
問合せ先:大阪市中央公会堂06-6208-2002(受付/9:30~20:00)